
「便利だから教えている」のではない。あなたの中の"あきらめ"を壊したいから、私はここに立っている。
便利なツールを教えたいわけじゃない
3月20日(金)、石川県立図書館で生成AI活用セミナーを開催します。
15日時点で55名、すでに締め切りとなりました。
ありがたいことです。でも正直に言います。
もしこれが「便利ツールの使い方講座」だったら、私は講師をやっていません。
「このプロンプト(AIへの指示文)を使えばすごいことができますよ」
そんな話なら、YouTubeを見てもらえばいい。無料で、いくらでも転がっています。
では、なぜ私はわざわざ人前に立つのか。
私が本当に壊したいもの
セミナーの資料を作りながら、ずっと考えていました。
私が生成AIを通じて本当に伝えたいのは、日本中に——いや、石川県にも深く根を張っている「5つの刷り込み」を壊すことです。
なんでも正しいと思って受け入れてしまう姿勢。
学歴や年齢でのあきらめ。
昇給はどこからか降ってくるものだという勘違い。
人生はやり直せないという固定観念。
地方は都会の下請けでしか生き残れないという思い込み。
子どものころから刷り込まれてきた、これらの「あたりまえ」。
生成AIは、これを根っこから引き抜ける道具だと、私は本気で思っています。
なぜ私がそう言い切れるのか
偉そうなことを言える立派な経歴があるわけじゃない。むしろ逆だ。
私自身が「異端」だった。小さな事業を回しながら、国内外で仕事をして、若い頃はずっと不安定な人生を送ってきた。
学歴で勝負できたわけでもない。レールの上を歩いてきたわけでもない。
だからこそ、わかる。
「正解を教えてもらう」のではなく、「自分で問いを立てて、自分で答えを作る」。
生成AIは、まさにその筋力を鍛える道具だということが。
AIに質問を投げると、すぐに答えが返ってくる。
でも、その答えが正しいとは限らない。自分の頭で「これは本当か?」と疑い、「自分ならどうする?」と考え直す。
その繰り返しが、子どものころから植え付けられた「受け身の姿勢」を壊していく。
これは、綺麗な教科書からは学べない。
泥臭く、不安定な道を歩いてきた人間だから伝えられることがあると思っています。
セミナーで持ち帰ってほしいのは「違和感」
企業登壇70回以上、ワークショップ形式で実際に手を動かしてもらうセミナーを続けてきました。
私のセミナーでは、参加者にこう言います。
「今日は"すっきり"して帰らなくていいです。むしろ"もやもや"を持って帰ってください。」
すっきりした瞬間、人は行動を止めます。
「わかった気」になって終わる。
でも、もやもやは違います。
もやもやは、帰りの車の中で、布団に入ったあとで、翌日の仕事中に、ふと頭をもたげてくる。
「あれ、自分はなんで"どうせ無理"と思っていたんだろう?」
「年齢とか学歴とか、本当に関係あるのか?」
その違和感こそが、行動の起点です。
石川県立図書館の生成AI活用セミナーでも、ただ単にAIの使い方を教えるのではなく、実際に手を動かしてもらう合間に、この「考え方のリセット」をたくさんお伝えします。
地方だからこそ、今やる意味がある
東京には情報もチャンスも溢れています。
でも、石川県の中小企業や個人事業主にとって、生成AIは「東京に追いつくための道具」ではありません。
「東京と同じ土俵に、初めて立てる道具」です。
人手不足、採用難、後継者問題——地方が抱える課題は深刻です。
でも、生成AIを使えば、たった一人でも企画書が作れる。
営業資料が作れる。海外に発信できる。
「人がいないからできない」という言い訳が、一つずつ消えていきます。
都会の下請けでしか生き残れない? そんな刷り込みは、もう捨てていい。
最後に
私は「先生」ではありません。
一緒に泥臭く考え、一緒に手を動かす「軍師」でありたいと思っています。
もし今、あなたの中に「どうせ自分には無理だ」「この歳からでは遅い」という声があるなら。
それは、あなた自身の声ではありません。
子どものころから刷り込まれた、誰かの声です。
生成AIという道具を使って、その声を書き換えていきましょう。
私は、そのために講師をやっています。
