介護の悲鳴と、消えゆく祭りを救え。NotebookLMで「地域の暗黙知」を資産に変えるワークショップ【石川県・職業訓練レポート】

「誰かの頭の中」にしかなかった知恵を、地域みんなの財産に。

皆さん、こんばんは。

本日は職業訓練でNotebookLMのワークショップを行いました。

もう言うまでもないですが、神ツールですよね。

……と、こう書くと「また新しいカタカナが出てきた」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

NotebookLMを一言でいうと、「自分だけの物知り相談役を作れるツール」です。

たとえば、お店のマニュアルや過去の議事録をごっそり読み込ませると、それを全部覚えた

「専属の相談相手」ができあがる。

「あの時どうしたっけ?」と聞けば、読み込ませた資料の中から答えを探してくれる。

しかも、音声で会話もできる。

これが無料で使えるんですから、本当にすごい時代になりました。

機能紹介は多くの方がされているので、今回は「何に使ったか」という実践の話をさせてください。

今回のワークショップ|2つの「切実な現場」を想定して

今回のワークショップでは、2つのNotebookを作りました。

一つ目は、介護事業所。

二つ目は、夏祭りの主催者。

一見まったく違うテーマに見えますよね。

でも、この2つには共通点があるんです。

それは、「人手が足りない」「ノウハウが特定の人の頭の中にしかない」という問題。

地方で暮らしていると、この2つの悲鳴は本当によく聞こえてきます。

【介護の現場】声が資料に、時間が余裕に変わる瞬間

ひっ迫する現場、終わらない記録業務

介護業界は、本当に人材が足りていません。

現場の方々は、利用者さんのケアだけでも手いっぱい。

なのに、その後には記録業務が待っている。

「今日のAさんの様子」

「Bさんとの会話で気になったこと」……。

丁寧に書こうとすればするほど、時間がかかる。

でも、記録を残さないと引き継ぎができない。

この板挟みで、多くの職員さんが疲弊しています。

「声」をそのまま資産にできる時代

ここでNotebookLMの出番です。

最近は音声の文字起こしが本当に精度高くできるようになりました。

たとえば、帰りの車の中で「今日のAさんは食欲があって、笑顔も多かった」と話すだけ。

それが文字になり、NotebookLMに読み込ませれば記録として蓄積されていく。

「先週のAさんの様子を教えて」と聞けば、自分の声で残した記録から答えてくれる。

これ、業務効率化という言葉だけでは片づけられない変化だと思うんです。

効率化って、なんとなく「人を減らすため」「コストを削るため」というイメージがありませんか?

でも、私は違うと思っています。

効率化は、「本来のケアに向き合う時間を生むため」にある。

記録に追われる時間が減れば、その分、利用者さんの話をゆっくり聞ける。

家族との会話にも余裕が生まれる。

AIは「人を切るための道具」ではなく、「人が人らしく働くための伴走者」になれるはずなんです。

【夏祭りの現場】消えゆく祭りと、誰かの頭の中にしかない「やり方」

「やり方がわからないから、やめる」という現実

もう一つのテーマは、夏祭りの主催者。

地方都市では、祭りの担い手が見つからず、なくなっていく行事が増えています。

「うちの祭りも、もう何年もやってないな」

そんな声、石川県内でも聞くことがあります。

理由はいろいろあるのですが、よく聞くのがこれ。

「やり方を知っている人がいなくなった」

段取りの組み方、業者さんへの連絡、当日の動き方……。

ベテランの頭の中には膨大なノウハウが詰まっている。

でも、それが「暗黙知」のまま、文字にも残っていない。

その方がいなくなると、祭りの「やり方」ごと消えてしまう。

これは、伝統の断絶そのものです。

過去の議事録を「相談役」に変える

NotebookLMは、この問題にも力を発揮します。

昨年の議事録、過去の反省メモ、地域の方からのヒアリング音声……。

こうした「バラバラだった記録」をNotebookLMに読み込ませると、それらを全部覚えた「経験豊富な相談役」ができあがる。

経験の浅い若手が「テント設営って何時から始めればいい?」と聞けば、過去の議事録から答えを返してくれる。

「自分にはできない」と思っていた人が、「これならやれるかも」と思えるようになる。

AIが、世代を超えた「知恵の橋渡し役」になれる可能性がある。

私はそう感じています。

【実践】台湾グルメ×日本の夏祭り|AIが生み出す「越境企画」

今回のお題

ワークショップの最後に、こんなお題を出しました。

昨年の成功事例(議事録)と今年の屋台リストを元に、今年の夏祭りの目玉となるような新しい広報キャンペーンのアイデアを1つ提案してください。台湾グルメを参考にする。

NotebookLMに過去の議事録と屋台リストを読み込ませた状態で、この質問を投げかける。

すると、地域の文脈を踏まえた上で、台湾のトレンドを掛け合わせた企画を提案してくれました。

これ、人間だけでやろうとすると結構大変なんです。

過去の資料を全部読み返して、台湾の最新トレンドも調べて、それを組み合わせて……。

でもNotebookLMなら、読み込ませた資料を「覚えている」状態で答えてくれる。

地方の小さな祭りでも、世界のトレンドを取り入れた企画が作れる。

そんな可能性を、受講生の皆さんと一緒に体感しました。

【アウトプット】スライドとインフォグラフィック|思考を形にするスピード

NotebookLMからの回答を「形」にする

今回は、NotebookLMの回答をもとにスライド資料とインフォグラフィック(この記事のキャッチ画像)も作成しました。

アイデアを出して終わり、ではなく、「人に見せられる形」にまで落とし込む。

ここまで一気通貫でできると、「AIでここまでできるのか」という実感が湧いてきます。

受講生の皆さんも、「自分の仕事でも使えそう」という声をたくさんくださいました。

思考を形にするスピードが、地域を動かす

地方で何かを動かそうとすると、「企画書を作る時間がない」「資料作りが苦手で……」という壁にぶつかることがあります。

でも、AIを相棒にすれば、そのハードルはぐっと下がる。

頭の中にあるアイデアを、形にするスピード。

これが、地域を動かす力になると私は信じています。

おわりに|「暗黙知」を資産に変える、という選択

今回のワークショップを通じて、改めて感じたことがあります。

NotebookLMは「便利なツール」ではあるけれど、大事なのは「何を読み込ませるか」「何を引き出そうとするか」という使い手の志。

介護現場の声も、祭りの段取りも、誰かの頭の中にある「暗黙知」は、本来ものすごい価値がある。

でも、それを形に残さなければ、その人がいなくなった瞬間に消えてしまう。

NotebookLMは、その「消えゆく知恵」を受け止める器になれる。

地方が抱える「人手不足」と「文化の断絶」。

この2つの問題に対して、AIが「知恵の防波堤」になる可能性がある。

今回の実践を通じて、私はそう確信しました。

これからも、生成AIを「地域の暗黙知を資産に変える道具」として活用していきたいと思います。

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