「レジ改修に1年」って本当?海外との差に驚いた話|地方から考えるDXの本質

「変えられない」のか、「変えたくない」のか。

ふと目にした、ある一文

皆さんこんにちは。

石川県で中小企業の業務効率化や、生成AIの活用支援をしてます。

先日、ニュースを眺めていたら、ふと気になる一文が目に留まりました。

「税率変更に伴うレジシステムの改修に、1年弱かかる見込み」

……ん?

1年?

業務システムってそんな感じなの?素朴に疑問が浮かんだんですよね。

「レジって、税率を切り替えるだけじゃないの?」

お店の値札を貼り替えるのに、1年もかかるものなのかな、と。

海外ではどうなっているんだろう

気になったので、ちょっと調べてみました。

すると、なかなか衝撃的な事実が見えてきたんです。

たとえばアメリカ。

州ごとに売上税(日本でいう消費税のようなもの)が違うんですが、税率が変わったら、SquareなどのPOSサービスが自動でアップデートしてくれるそうです。

お店側がやることは、ほとんどない。

ヨーロッパでも、コロナ禍で緊急の減税措置があったとき、数週間で対応完了という国が多かったとか。

オーストラリアも同様で、デジタルツールを使って素早く切り替えるのが当たり前になっている。

つまり、先進国では税率変更は「すぐ終わるもの」という認識なんですね。

それに対して、日本は「1年かかる」。

正直なところ、ちょっと複雑な気持ちになりました。

海外から見た「日本」という国

ここで、ちょっと視点を変えてみたいんです。

もし、このニュースが海外に伝わったとしたら。

「日本では、レジの税率を変えるのに1年かかるらしい」

アメリカやヨーロッパの投資家、起業家、ビジネスパーソンは、これを聞いてどう思うでしょうか。

実は、日本のIT事情は海外でたびたび話題になっています。

「日本では、いまだにFAXが現役らしい」

「届出や申請に、ハンコが必要らしい」

「届いた書類をスキャンして、またFAXで送り返すらしい」

これ、海外のSNSやニュースで、驚きとともに紹介されることがあるんです。

「日本ってハイテクの国じゃなかったの?」という反応とともに。

そこに今回の「レジ改修に1年」というニュースが加わったら、どうでしょう。

おそらく、こんな印象を持たれるかもしれません。

「日本は変化に時間がかかる国」

「意思決定が遅い国」

「古いシステムを手放せない国」

そして、投資家ならこう考えるはずです。

「そういう国のIT産業に、投資したいと思うか?」

厳しい言い方かもしれませんが、国際社会はシビアです。

優秀な人材も、投資マネーも、「成長できる場所」に流れていく。

日本が「変われない国」と見なされれば、その流れは加速してしまいます。

ここで、ふと思うんです。

これって、国益に反していないでしょうか?

「万人を取り残さない」という配慮は大切です。

でも、その配慮が行き過ぎて、国全体の競争力を削いでいるとしたら。

世界から「遅れている国」と見られ、投資も人材も逃げていくとしたら。

それは本当に、誰かを守っていることになるのでしょうか。

私は批判をしたいわけじゃないんです。

ただ、この小さなニュースの向こうに、もっと大きな問いが隠れている気がして。

一人の日本人として、考えずにはいられなかったんです。

なぜ、日本だけ時間がかかるのか

じゃあ、なんで日本だけこんなに時間がかかるんでしょう?

技術的に難しいから?

いや、技術的には税率を切り替える仕組み自体は、そこまで複雑じゃないはずなんです。

問題は、古いシステムがたくさん残っていること。

たとえるなら、こんな感じです。

最新のスマホなら、アプリが自動でアップデートされますよね。

でも、10年前のガラケーだと、一つひとつ手作業で設定を変えなきゃいけない。

日本のレジシステムには、この「ガラケー状態」のものがまだまだ多いんです。

しかも、お店ごとにカスタマイズされていて、みんなバラバラ。

これを一斉に変えるのは、確かに大変。

でも、ここで私が気になったのは、別のことでした。

「誰が」難しいと言っているのか

ふと思ったんです。

「レジ変更は難しい」って、誰が言っているんだろう?

現場で頑張っている中小企業の経営者さん?

それとも、システムを提供している側?

あるいは、政策を決める人たち?

「万人を取り残さない」という言葉は、とても大切だと思います。

誰も置いていかない。それは理想です。

でも、その言葉が、変わろうとしている人の足かせになっていないでしょうか。

本当にサポートすべきは、誰なのか

私は普段、石川県内の中小企業さんや個人事業主さんの支援をしています。

その中で感じるのは、「変わりたい」と思っている人は、確実にいるということ。

「このままじゃいけない」

「リスクはあるけど、新しいことに挑戦したい」

そう思って、一歩踏み出そうとしている人たち。

私は、そういう人たちをもっとサポートしたいんです。

もちろん、変化についていけない人を見捨てろという話じゃありません。

でも、前に進もうとする人を応援することが、結果的に周りも引っ張っていく力になると信じています。

「変えられない」のか、「変えたくない」のか

「レジ改修に1年」。

この一言は、単なるシステムの話じゃない気がしています。

日本という国が抱える、「変わることへの躊躇」の象徴なのかもしれません。

本当に変えられないのか。

それとも、変えたくないのか。

その答えは、一人ひとりが考えることなのかもしれませんね。

私は、地方から、小さな一歩を積み重ねていきたいと思っています。

変わろうとする人の、伴走者として。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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