
「1000万円の見積もり、本当に適正ですか?」——その問いを投げかけられる人を育てています。
皆さん、こんにちは。
最近、こんな質問をいただくことが増えました。
「石原さんの職業訓練DX講座を受けると、受講生さんはどんな仕上がり具合になるんですか?」
正直、語りたいことは山ほどあります。
でも今日は、特に経営者の方にとって大きな価値がある「ある能力」について、一つだけお伝えしたいと思います。
Contents
まず知っておいてほしい「ベンダーロックイン」という言葉
本題に入る前に、ひとつだけ前提としてお伝えしたいことがあります。
それは「ベンダーロックイン」という言葉です。
……いきなり横文字ですみません。
でも大丈夫です。
たとえ話でお伝えしますね。
たとえるなら「専用カートリッジのプリンター」
皆さん、家庭用のプリンターを思い浮かべてください。
本体は安いのに、インクカートリッジがやたら高い。
しかも、そのメーカー専用のカートリッジしか使えない。
「インク代だけで本体買えるじゃん……」って思ったこと、ありませんか?
でも、一度そのプリンターを買ってしまうと、もう他社のインクは使えない。
結局、高いインクを買い続けるしかない。
これが「ロックイン(囲い込み)」の状態です。
企業のITシステムでも同じことが起きている
実は、企業のITシステムでも同じ構造があります。
一度、特定のIT業者(ベンダー)にシステムを作ってもらうと……
- 保守費も
- 改修費も
- ちょっとした修正も
全部そのベンダーに頼むしかなくなる。
見積もりが高くても、「他に頼める人がいない」から言い値で払うしかない。
乗り換えようとしても、データの移行や作り直しに莫大な費用がかかる。
これが、多くの中小企業のITコストを圧迫している現実なんです。
私の講座でやっていること
さて、私の講座では何を教えているのか。
具体的には、こんなツールを扱います。
- 生成AI(ChatGPT、Gemini)
- NotebookLM
- Google AppSheet
- Looker Studio
- Power Automate for Desktop
- kintone
- Canva
……ここで、正直に言います。
これらの「エキスパート」を目指す講義ではありません。
本当の目的は「組み合わせ」を体験すること
世の中には、便利で、しかも安価なツールがあふれています。
それらを「組み合わせる」ことで、莫大な資金をかけずに業務効率化できる。
この事実を、頭で理解するだけでなく「実体験」してもらうこと。
それが、私の講座の本当の目的です。
「このツールとこのツールを組み合わせたら、こんなことができるんだ」
「え、これ無料でできるの?」
そんな驚きと発見を、たくさん持ち帰ってもらっています。
核心:こういう人が社内にいると、何が起きるか
さて、ここからが本題です。
こういう経験をした人が、社内にいるとどうなるか。
……わかりますよね?
外部への「システム開発依頼」の場面を想像してください
会社で新しいシステムが必要になった。
外部のIT業者に相談して、見積もりが届く。
「1000万円です」
さあ、この見積もり。
妥当なのか、高いのか、安いのか。
ITに詳しくない経営者には、正直わからない。
でも……
「違和感」を察知できる人がいたら?
私の講座で学んだ人は、ここで「違和感」を感じることができます。
「この機能、AppSheetで作れるんじゃないか?」
「このデータ集計、Looker Studioでできそうだけど……」
「もっと安くできる方法があるのでは?」
「もしかして、社内で対応できる部分もあるのでは?」
「そもそも業務の引き算でなんとかなるのでは?」
細かい技術論がわかるわけではありません。
でも、「なんかおかしい」「もっと別の方法があるはず」という勘が働くんです。
社長の隣に、こういう人がいるメリット
想像してみてください。
外部のIT業者との打ち合わせ。
社長の隣に、こういう視点を持った社員が座っている。
見積書を見ながら、こう言うんです。
「社長、この部分は社内のツールで対応できそうです」
「この機能、本当に必要ですか?もっとシンプルにできませんか?」
……このメリットは、計り知れません。
数字で考えてみると
1000万円と見積もられたシステム開発。
それが、適正な精査によって500万円になったとしたら?
300万円になったとしたら?
あるいは、「これは社内でできます」と言えたとしたら?
その削減効果だけで、その人を雇う年間の人件費すら浮いてしまうかもしれない。
これは大げさな話ではありません。
実際に、そういう場面は世の中にたくさんあるんです。
私が育てているのは「意識を持った人」
私の講座で育てているのは、単に「パソコンが使える人」ではありません。
- 世の中にどんなツールがあるかを知っている
- それらを組み合わせる発想ができる
- 外部の見積もりに「本当に?」と問いかけられる
- 講義で習っていない事も試していける
そんな「経営視点を持った目利き」を育てています。
「ベンダーロックイン」という構造的な問題を知り、それを回避できる意識を持った人。
これからの時代、そういう人材が社内に一人いるだけで、会社の未来は大きく変わると思いませんか?
おわりに
「受講生はどんな仕上がり具合になるのですか?」
この問いへの答えは、こうです。
「システム見積もりの違和感を見抜ける、経営視点を持った実務家」です。
もし、そんな人材を社内に迎えたいと思われたら。
あるいは、自分自身がそういう存在になりたいと思われたら。
ぜひ一度、お話しさせてください。

