「令和の学校でタイプライターを教える先生はいませんよね?」生成AI時代に問う、教育の賞味期限

需要のないスキルを教えることは、誰のためなのか

皆さんこんにちは。

私は石川県で、生成AIやITツールを活用した業務効率化の支援をしています。

職業訓練校での講師も務めていて、毎日のように生成AIを使いながら、20代から75歳までの受講者の皆さんと一緒に学んでいます。

そんな日々を過ごしていると、ふと思うことがあるんです。

「今の時代、暗記ってどれほど意味があるんだろう?」

正直に言います。

わからなくなってきました。

学校の先生方へ:不安なのは、当然です

今、学校教育は大きな過渡期にあると感じています。

生成AIが急速に普及する中で、「何を」「どう」教えるべきか。

その答えを持っている人は、おそらくどこにもいません。

だからこそ、学校で働いている先生方が不安を感じるのは、とても自然なことだと思います。

むしろ、不安を感じていない方が心配なくらいです。

拒絶しても、目をそらしても

ひとつだけ確かなことがあります。

生成AIを日常的に活用する時代は、もうすぐそこまで来ています。

いえ、すでに来ているのかもしれません。

拒絶しても。

目をそらしても。

その流れは止まりません。

正解はわからない。でも、ひとつだけお願いしたいこと

中学校や高校での生成AIの取り扱い。

これは本当に難しい問題です。

私にも正解はわかりません。

ただ、ひとつだけ。

教職員の方々には、まず「ご自身で触ってみてほしい」と思っています。

食わず嫌いのままでは、判断もできません。

使ってみて初めて、「これは便利だ」も「ここは危険だ」もわかるはずです。

体感すること。

それが、すべての出発点ではないでしょうか。

教育の「当たり前」を考える

ここで少し、視点を広げてみます。

教育全般について、ひとつの「当たり前」を確認させてください。

需要が減っていくものを把握し、時代の流れを察知して、今求められているものに変えていく。

これは、どんな分野でも同じことですよね。

教育も例外ではありません。

令和の時代に、タイプライターの打ち方を教える先生はいませんよね?

例えばの話ですが。

令和のこの時代に、学校で大真面目に「タイプライターの打ち方」を教えている先生なんて、まさかいませんよね?

そうですよね。

いるわけがありません。

需要のないスキルを、さも大事そうに教える。

そんな滑稽なことを、誰がするでしょうか。

……ですよね?

職業訓練の現場から見える、少し背筋が寒くなる話

ここからは、職業訓練に関わる私だからこそ感じることを、少しだけ書かせてください。

先ほど「タイプライターを教える先生なんていない」と書きました。

では、大人の学びの場ではどうでしょうか。

「絶対にない」と、言い切れるでしょうか。

見栄えだけは良いけれど、現場の中小企業は誰も求めていないスキル。

それを「就職に有利です」と言って教えているとしたら。

それは、形を変えた「令和のタイプライター教室」ではないのか。

そんな自問自答をすることが、正直あります。

受講者の時間は、人生そのもの

受講者にとって、訓練に費やす時間は人生の一部です。

その貴重な時間を、提供する側の都合で消費させてしまうとしたら。

それは、ある種の「不誠実」ではないでしょうか。

もちろん、すべての講座がそうだとは言いません。

ただ、「需要」と「提供」のあいだに、見て見ぬふりをされているミスマッチがあるのなら。

それは、誰かが声を上げなければいけない問題だと思うのです。

おわりに:変化を恐れない、ということ

教育は変わらなければならない。

それは学校だけでなく、私たち大人の教育現場も同じです。

時代の需要を見極め、変化を恐れないこと。

それが、未来の学習者に対する、私たちの責任ではないでしょうか。

私自身も、その責任から逃げずに、日々の支援を続けていきたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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