
DXって言葉、向こうでは聞いたことなかったんです。
皆さんこんにちは。
石川県で生成AIやDXの講義・セミナーを担当させていただいています。
普段は「ChatGPTの使い方」とか「業務効率化のコツ」といった技術的なことをお伝えしているのですが、実は講義の中で、それ以外のこともお話ししています。
それは、アメリカで5年間働いていた時に体験した「働き方」や「考え方」のことです。
なぜそんな話をするのか。
それは、私自身がずっと抱えている「ある言葉への強烈な違和感」があるからなんです。
Contents
「DX」という言葉、聞いたことなかったんです
その違和感の正体。
それは「DX」という言葉そのものです。
私はアメリカのロサンゼルスで5年間働いていました。
振り返ってみると、向こうで「DX(デジタルトランスフォーメーション)」なんて言葉、ほとんど聞いた記憶がないんです。
じゃあ向こうの会社は遅れていたのか?
いえ、むしろ逆でした。
業務効率化なんて、気づいたら当たり前のように進んでいる。
便利なツールがあれば、さっさと取り入れる。
わざわざ「今からDXやります!」なんて宣言する必要がなかったんです。
講義で投げかける「3つの問い」
技術的なスキルを教える講師は、私以外にもたくさんいらっしゃいます。
でも私の強みは、こうした「本質的なこと」を講義で取り上げられることだと思っています。
実際に受講生の皆さんに、こんな問いかけをしています。
問い①|どうして同じ時期に休暇を取るんですか?
お盆、年末年始、ゴールデンウィーク。
みんな示し合わせたように同じ時期に休みますよね。
アメリカでは、休暇は自分で決めるものでした。
「周りに合わせる」という発想自体が薄かったように思います。
問い②|昇給は降ってこないのに、どうして自己アピールしないんですか?
向こうでは、給料を上げてほしければ自分から交渉するのが当たり前でした。
黙って待っていても、誰も気づいてくれません。
「察してほしい」は通用しない世界だったんです。
問い③|便利なツールがあるのに、どうして一から作ろうとするんですか?
今は月額数百円から使える便利なサービスがたくさんあります。
それなのに「うちの会社専用のシステムを一から作りたい」という話をよく聞きます。
レゴブロックを組み合わせれば済むのに、わざわざブロック自体を手作りしようとしているような感覚です。
技術よりも大切な「考え方」の変化
こうした問いを投げかけると、受講生の皆さんの表情が変わる瞬間があります。
「言われてみれば確かに…」 「なんでだろう?」
その「気づき」こそが、本当の意味での変化の始まりだと思うんです。
技術はあくまで道具です。
大切なのは、その道具を使う私たち自身の「考え方」が変わること。
どれだけ最新のツールを導入しても、使う人の意識が変わらなければ、結局は元の木阿弥です。
2026年も「本質的な問い」を続けていきます
だからこそ、2026年も私はこのスタイルを貫きます。
単なる技術屋ではなく、時には耳の痛い「本質的な問い」を投げかけ続ける講師でありたい。
私自身がDX講座の講師だからこそ、「DX」という言葉に正面から向き合い続けたいと思っています。
皆さんも一度、「DX」という言葉の呪縛から離れて、自分たちの働き方を見つめ直してみませんか?

