
「高齢だからITは無理」——その思い込み、もう捨てませんか?
この1年間、私は石川県内で小規模ワークショップを続けてきました。
商工会連合会や職業訓練校、さまざまな場所で生成AIやDXについてお伝えする機会をいただいて。
振り返って「結果的によかったな」と心から思うことが一つあります。
それは、参加者の年代がバラバラだったことです。
20代の方もいれば、70代の方もいる。
そんな「ごちゃまぜ」の空間が、実はものすごく豊かな学びの場になっていたんです。
Contents
世間でよく見る「年代別セミナー」への違和感
最近、こんな講座をよく見かけませんか?
「シニア向けスマホ教室」
「Z世代向けDX講座」
「50代からのパソコン入門」
一見、親切に見えますよね。 「対象を絞ったほうが、その人たちに合った内容を届けられる」という考え方もわかります。
でも、私はこう思うんです。
それ、本当に親切ですか?
むしろ「あなたはこのレベルですよね」と、無意識にレッテルを貼っていないでしょうか。
年代がバラバラであることの3つのメリット
私のワークショップでは、あえて年代を区切りません。
そこで生まれる「いいこと」を3つ、お伝えします。
メリット1|多様な視点が化学反応を起こす
若い方の柔軟な発想と、ベテランの方の経験知。
これが混ざると、面白いことが起きるんです。
「そんな使い方があるんだ!」
「その視点はなかったわ」
お互いの「当たり前」が刺激になる。
これは同年代だけの場では絶対に生まれません。
メリット2|「教え合う」空気が自然に生まれる
年齢がバラバラだと、不思議なことに「聞きやすい」空気ができます。
「若いから知ってて当然」というプレッシャーもないし、 「年配だから聞くのが恥ずかしい」という壁もなくなる。
フラットに「これ、どうやるの?」と言える場って、実はすごく貴重なんです。
メリット3|固定観念が壊れる
「70代の方があんなに熱心に取り組んでいる」
「20代の人も意外と知らないことがあるんだ」
こういう発見が、自分の中の思い込みを壊してくれます。
年齢への偏見って、見ているうちに自然と溶けていくんですよね。
「高齢だからITが苦手」は本当に悪手
私のワークショップには、70歳以上の方もたくさん参加してくださっています。
そして、皆さん本当に熱心なんです。
だからこそ、声を大にして言いたい。
「高齢だからITが苦手」と一括りにするのは、本当に悪手です。
そして、もし今これを読んでいるあなたが「自分はもう歳だから…」と思っているなら。
その言葉、素直に受け取らないでください。
それは根拠のない思い込みです。
誰かがあなたを閉じ込めようとする、悪意すら感じる言葉です。
生成AIが「年齢の壁」を溶かした
なぜ今、こんなことが言えるのか。
それは生成AIの登場が大きいんです。
生成AIを少しでも触ったことがある人なら、わかるはずです。
昔のパソコンやスマホは、確かに難しかった。
専門用語を覚えて、複雑な操作を覚えて、エラーが出たらお手上げで…。
でも、生成AIは違います。
普通の言葉で話しかければ、答えてくれる。
これって、料理のレシピを誰かに聞くのと同じ感覚なんです。
「今日、冷蔵庫にあるもので何か作れる?」と聞けば、ちゃんと答えてくれる。
だから、ITが得意か苦手かなんて、もう関係ないんです。
生成AI時代において、年齢は学びの障壁ではなくなりました。
おわりに|「年代で区切る」をやめよう
この記事を読んでくださった皆さん、特にセミナーや研修を企画されている方へ。
年代で区切るセミナー、そろそろやめませんか?
多様な年代が集まる場所には、思いもよらない学びがあります。
固定観念を壊し、新しい発見が生まれる場所があります。
私はこれからも、「誰でも参加できる」ワークショップを続けていきます。
年齢なんて関係ない。
学びたい気持ちがあれば、それで十分なんです。

