
腹を空かせた者には、魚よりも釣り方を。
皆さんこんばんは!私が講義やセミナーの講師をさせて頂く際大事にしている事です。
仮定のシチュエーションで分かりやすく説明します。
Contents
あの有名な寓話が教える、現代への教訓
腹を空かせた者に、魚を一匹与えれば、その者は一日生き延びるだろう。
しかし、その者に魚の釣り方を教えれば、その者は一生、食うに困らないだろう
この古い格言を、皆さんもどこかで耳にしたことがあるでしょう。
でも、これは単なる古い言い伝えではありません。
現代の地方の中小企業が生き残るための、唯一の真実なのです。
「魚を与える支援」の限界と悲劇
ある製造業A社での出来事
先日、とある製造業のA社を訪問しました。
そこで目にしたのは、立派なパソコンが並ぶオフィス。
しかし、社員の皆さんは相変わらず手書きの伝票と格闘していました。
「以前、専門家の方に来てもらって、システムを導入したんですが...」
社長さんの困った顔が、すべてを物語っていました。
B商店での悲劇
別の日、商店街のB商店を訪れました。
そこには、一人だけ生成AIを使いこなしている優秀な店員さんがいました。
しかし、その方が転職してしまった今、誰もそのツールに触れることができません。
まさに「魚を一匹もらっただけ」の状態だったのです。
これらは全て、組織ではなく、個人に依存した、儚い成果でした。
「釣り方を教える」支援とは何か
私が大切にしている4つのステップ
では、「釣り方を教える」支援とは、具体的に何でしょうか。
1. 最初の釣り人を見つける
まず、組織の中から「やってみたい!」という意欲のある方を見つけます。
この方が、改革の最初のパートナーとなります。
2. 共に最高の釣り場を探す
その担当者と一緒に、社内で最も効果が出やすい「課題」を探します。
これが、私たちの「釣り場」です。
3. 自らの釣竿作りを手伝う
ここが一番重要なポイントです。
私が答えを教えるのではありません。
その担当者が、自分の頭で考え、生成AIやITツールを組み合わせて、課題を解決する「仕組み」を作り上げるのを、伴走者として隣で支えるのです。
まるで、自転車の練習で、最初は支えながら走り、やがて手を離しても一人で走れるようになる。そんなイメージです。
4. 新しい漁師を育てる
最後に、その担当者が自分の成功体験を、社内の他のメンバーに教え、伝えていく。
その「伝道」の仕組み作りまでを支援します。
私がいなくても回る組織こそが、最高の作品
本当のゴールとは
私の究極の目標は、クライアント企業の永続的な相談役になることではありません。
私の仕事とは、「もう、石原さんがいなくても、我々だけで大丈夫です」と、クライアントが笑顔で私を卒業していくこと。
クライアントの「自立」こそが、私の支援の最高のゴールであり、最高の作品なのです。
でも、時々の点検は大切
もちろん、技術の進歩は予想より早いもの。
年に一回程度の定期点検ができれば理想的です。
これは私のセミナーや講義でも、受講生の皆さんにお伝えしていることです。
あなたの会社には、どちらの支援が必要ですか?
魚をもらい続ける関係性と、釣り方を覚えて自立する道。
あなたの会社が本当に必要としているのは、どちらでしょうか。
地方からでも世界とつながり、自分らしく働ける社会。
そんな未来を一緒に作っていきませんか?


