
毎日2時間半のミーティング...これって普通ですか?
皆さん、こんにちは!
最近、石川県や富山県でセミナーを開催していて、いつも感じることがあるんです。
参加者の中に、必ずといっていいほど福祉・介護関係の方がいらっしゃること。
そして皆さん、本当に真剣に学ぼうとされている姿に、いつも感動しています。
職業訓練の受講生が福祉業界出身で、「実際の現場では、どんなことで困っているんですか?」と聞いてみました。
すると...
「とにかく紙の仕事が多くて。利用者さんの状況を職員全員で共有しなきゃいけないから、ミーティングも長いんです。一日に2時間半なんて普通ですよ」
え?2時間半?
正直、驚きました。
これって、どの現場でも当たり前なんでしょうか。
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キントーンで実際にやってみたら...
その話を聞いて、すぐに思いました。
「これ、キントーンで解決できるんじゃない?」
キントーンって、簡単に言うと「みんなで情報を共有できる、デジタルの台帳」のようなもの。
紙のやりとりを、スマホやパソコンでできるようにするツールです。
早速、その方の困りごとをもとに、実施記録を作るワークショップを開催してみました。
結果は...期待以上でした!
「これなら、2時間半のミーティングが30分で済むかも...」
参加者の方の表情が、みるみる明るくなっていくのが印象的でした。
キントーンじゃないとしても、Google AppSheetという無料ツールでも同じようなことができる。
さらに、NotebookLMという文字起こしツールを使えば、ミーティングの内容も自動で記録できます。
でも、ここで大きな問題が... (ここからは私の推論)
「これは素晴らしい!うちの事業所でも導入したい!」
そんな声をたくさんいただくのですが、すぐに現実的な課題が浮上します。
「でも、誰がこれを管理するんですか?」
「ITに詳しい人がうちにはいないんです...」
そうなんです。
各事業所でIT・DX担当者を一人雇う?
正直に言います。無理です。もったいないです。不可能です。
なぜかというと...
ITだけの仕事で一日中その事務所にいる必要はありません。
それに、IT関係の人材は単価が高いので、集めるのも難しいし、長続きしないでしょう。
私からの提案:地域巡回型ITサポーターという働き方
そこで、私からひとつ提案があります。
その地域を巡回する「福祉・介護現場のIT・DX巡回員」を設置するのです。
想像してみてください。
月曜日はA事業所で記録システムの使い方をサポート。
火曜日はB事業所でミーティング効率化の提案。
水曜日はC事業所で新しいツールの導入支援...
こんな働き方があったら、どうでしょう?
守秘義務契約や身元の確認などチェックすべき点はありますが、、、
この仕組みの良いところ
地域の雇用を守れる
専門的なスキルを持った人が、その地域で安定して働き続けられます。
地域全体のレベルアップができる
一つの事業所だけでなく、エリア全体のITスキルが底上げされます。
現場の知恵が共有される
巡回中に気づいた「この方法、うまくいったよ!」という情報を、次の現場で伝えることができます。
どんな人が向いているか
理想的なのは:
- 中小企業で実際に働いた経験がある人
- 一つのツールの専門家ではなく、色々なツールを組み合わせて考えられる人
- 現場の人の気持ちが分かる人
つまり、「技術オタク」ではなく、「現場を知る問題解決者」ですね。
実は、これって他の分野でも...
気づいた方もいるかもしれませんが、この仕組み、福祉・介護業界だけの話ではありません。
自治体でも、教育現場でも、漁協でも同じような課題を抱えているところ、たくさんありますよね。
地方で働く人たちが、もっと自分らしく、効率よく働けるように。
そして、地域全体が元気になるように。
そんな座組みが、これからもっと広がっていくことを心から期待しています。


