
ブログが続かなかったのは、あなたの根性の問題ではありません。
そう言い切れるのは、私自身が一度、きれいに止まっているからです。
14年ぶりに、自分の古いブログを開いた
15年ほど前、私はアメリカのロサンゼルスにいました。
日本食を扱うオンラインショップの店長をしていて、その頃ブログを書いていたんです。
タイトルは「アラフォー男のアメリカ生活」。
内容は本当に他愛のないものでした。
20万マイル走った中古のカムリを修理に出した話。
週末にあてもなく海岸線をドライブした話。
お客様に手紙を書き始めた話。
ずっと放置していました。先日、久しぶりに開いてみたんです。
「数か月だけやっていた」は、私の記憶違いだった
正直に書きます。私はこのブログのことを、ずっと「数か月だけやって、やめたもの」だと思っていました。
開いてみたら、違いました。
| 年 | 投稿本数 |
|---|---|
| 2009年 | 173本 |
| 2010年 | 104本 |
| 2011年 | 8本 |
| 2012年 | 12本(6月で終了) |
合計、約300本。
2009年の3月から6月にかけては、月に25本から34本のペースで書いています。
ほぼ毎日書いていた時期があったわけです。
自分でまったく覚えていませんでした。
そして2011年、8本。翌年12本。2012年の6月を最後に、ぴたりと止まっています。
証拠として、そのまま残してあります。年別の本数が減っていく様子まで、そっくりそのまま。
▶ アラフォー男のアメリカ生活 https://keepdreamalive.blogspot.com/
なぜブログは3年目で止まるのか
この年別の数字を眺めていて、思ったことがあります。
私は「やめよう」と決めてやめたわけではないんです。決断した記憶がひとつもない。
ただ、間隔が空いた。空いた分だけ、次に書くときの気が重くなった。
気が重いからまた空いた。年173本が年8本になるまでの過程は、たぶんその繰り返しでした。
今振り返るとそう見える、という話ですが。
やめた日がないから、再開する日も来ない。
休眠ブログというのは、そうやってできあがるんだと思います。
当時、私は1本書くのに何をしていたか
では、なぜ気が重くなったのか。
当時のことを思い出しながら、1本書くまでにやっていたことを分解してみました。
- 今日は何を書くか決める
- 事実関係を調べる
- どういう順番で書くか考える
- 書く
- 読み返して直す
- 写真を用意する
全部、ひとりで、ゼロからです。体感で1本に2時間近くかかっていました。
ここで気づいたことがあります。
重かったのは「書く」ことではなく、「書く前」だったということです。
何を書くか決まってさえいれば、文章そのものは30分もあれば形になります。
決まらないまま画面を開いて、そのまま閉じた日が何日もありました。
あの時間が一番しんどかった。
続かない理由を、私はずっと自分の性格のせいだと思っていました。
違いました。工程が重かっただけです。
生成AIを使うと、ブログの何が変わるのか
いまの私は、その「書く前」をほとんど生成AIと一緒にやっています。
何を書くか迷ったら、その日にあった出来事をそのまま話します。
「今日、こういうことがあって、こう思った」と。
すると「その話のどこが一番おもしろいと思いますか」と返ってくる。
答えているうちに、書くべきことが自分の口から出てきます。
調べ物も、構成も、見出し画像も、同じ場所でできます。
消えたのは、まさに私が15年前に潰れた工程でした。
そして、消えなかったものもあります。
自分が何を見て、どう感じたか。ここは代わりに書いてもらえません。
書いてもらう必要もない。誰でも持っているものだからです。
日々の仕事、現場での会話、うまくいかなかったこと。
そういうものを記事の形に変える作業は、道具が助けてくれます。
中身は、あなたの中にしかありません。
石川県内に、およそ12万人
休眠しているブログを持っているのは、もちろん私だけではありません。
総務省情報通信政策研究所が2008年に行った調査によると、当時の国内のブログ総数は約1,690万件。
このうち1か月に1回以上更新されている「アクティブなブログ」は約300万件でした。
8割は、すでに止まっていたということです。
この比率と石川県の人口から、私なりに試算してみました(あくまで私の概算です)。
県内で一度でもブログを開設したことがある人はおよそ13万人、そのうち現在も更新しているのは1万人前後。
差し引き、石川県内におよそ12万人。
県民のおよそ9人に1人。
金沢市の人口に置き換えると、市民の4人に1人が、書き始めて止まったままのブログを持っている計算になります。
私はこの数字を出してみて、少し気が楽になりました。
続かなかったのは、私の意志が弱かったからではなかった。
当時はみんな、同じところでつまずいていたんです。
変わったのは、私ではなく道具のほう
いまは毎日書いています。1,000日を超えて、まだ1日も落としていません。
15年前に300本書いて止まった人間と、いまの私は同じ人間です。
根性がついたわけでも、文章がうまくなったわけでもない。持っている道具が変わっただけです。
だから「誰でもできます」と言えます。精神論としてではなく、工程の話として。
9月19日、その工程をそのまま見せます
9月19日(土)13時から17時、金沢のITビジネスプラザ武蔵で、生成AI × note のワークショップを開きます。
その場で1本書いて、公開するところまで。「何を書けばいいか分からない」から始めて構いません。
むしろ、そこを一緒に決める時間に一番時間をかけます。
私と Misty さんの2人が、ずっと会場にいます。
▶ お申し込みはこちら https://www.kokuchpro.com/event/c12bc89fc3efff6691df598130b44919/
止まったままのアカウントがある方こそ、来てください。
ゼロからではありません。あなたはもう、一度書き始めた人です。

