
道路を延ばしても、人は戻らない。人のスキルを延ばせば、人は残る。
「また箱ものか」—地方の経営者が感じている違和感
人口減少が叫ばれるたびに、「新しい施設を建てよう」「道路を整備しよう」という話が出ます。
皆さん、もうお気づきではないでしょうか。
ハコを建てても、使う人がいない。道路を延ばしても、その先に仕事がない。
これは石川県に限った話ではありません。全国の人口減少地域で、同じことが繰り返されています。
維持コストだけが膨らみ、自治体の財政を圧迫する。
一時的な建設需要はあっても、持続的な雇用にはつながらない。
交通が便利になった結果、若者がますます都市へ出やすくなる——という皮肉な現実すらあります。
私は石川県金沢市で、生成AI・DXの小規模ワークショップを3年間やってきました。
職業訓練のDX講座だけで累計600時間を超え、登壇は80回以上になります。
その現場で確信していることがあります。
地方に必要なのは、箱ものではなく「人への投資」です。
「人への投資」とは具体的に何をするのか
よく「人材育成が大事」と言われますが、じゃあ誰が、どこで、どうやるのか。
ここが抜けたまま議論が空回りしていることが多い。
私が考える「人への投資」の具体策はこうです。
1. 職業訓練DX講座を能登地域でも開講する
金沢で5期目が終了し、6期目が始まる職業訓練DX講座。1期120時間を超える実践カリキュラムで、受講生は「AIへの発注書(プロンプト)」の書き方から、業務フローの再設計まで自分の手で動かせるようになります。これを能登でもやる。
2. 個人向けセミナーを能登でも開催する
「AIって何ができるの?」から始まって、自分の仕事に落とし込むまでを2時間で体験する。
Gemini, NotebookLM,Google AppSheet で2週間ごと3連続。
金沢では定期的に開催していますが、能登の方がわざわざ金沢まで来る必要はないはずです。
3. 石川DX実践会議を能登でも開催する
卒業生や受講生が「うちはこう使っている」と情報交換する場。
隣の社長がもう動いているという空気感は、どんな説明資料より人を動かします。
彼らも多彩なスキルを持っているので、Canva, GAS, Claude, Note発信のワークショップを開講できる。
言いにくいことを、はっきり言います
ここからが本題です。
「人への投資」を進めるうえで、避けて通れない問題があります。
「タダで学べる」では、身につかないのです。
行政の補助金で受講料ゼロ。一見ありがたい話ですが、私は600時間以上の講義経験から断言します。
自分のお金を1円も払っていない学びは、定着率が極端に低い。
自分自身、1か月にAIのサブスク、キンドルでの参考文献で2万円は少なくとも使っています。
正直余裕はありませんよ、でも絶対に時代に追いつかれないための経費です。
なぜか。
人は「自分で選んで、自分で投資した」ものにしか本気になれないからです。
5,000円でも、1万円でも、自分の財布から出す。その瞬間に「元を取ろう」というスイッチが入る。
これが学びの定着に決定的な差を生みます。
誤解しないでください。「全部自己負担にしろ」と言いたいわけではありません。
言いたいのは、「補助金で全額カバーするから来てください」という設計では、人は育たないということです。
自分のお金を払って、自分の意思で学ぶ。その覚悟がある人に、本気で伴走する。
これが「人への投資」の正しい形だと、私は考えています。
能登でも始める。まず、5月22日
理屈を語るだけなら誰でもできます。
だから、まず私が動きます。
5月22日(金)、輪島でGoogle Geminiの実践ワークショップを開催します。
- 日時: 2026年5月22日(金)10:00〜12:00
- 場所: 南志見市場(石川県輪島市小田屋町1-55)
- 参加費: 5,000円(税込)
- 内容: Google Geminiを使った業務効率化の実践。プロンプト設計からSWOT分析・3C分析との組み合わせ、自社課題を題材にしたワークまで。
- 持ち物: ノートパソコン(スマホでも可)、Googleアカウント
5,000円です。缶コーヒー10本分。でも、この5,000円を「自分で払って学ぶ」ことに意味がある。
▶ お申し込みはこちら:
https://www.kokuchpro.com/event/bdcf3720b7fa693757e874e617828a3a/
箱ものは建てません。道路も延ばしません。
でも、あなたのスキルは確実に延ばします。
能登で、一緒にやりましょう。

