
常識に囚われているのは人間。そこから解放してくれるのが生成AI
皆さんこんにちは。
今回はChatGPT Image 2.0のお話です。
正直に言います。Claude、Geminiと次々に優秀なAIが出てきて、ChatGPTのサブスク、やめようかなと思っていました。
ところが、動画生成(Sora)から撤退とも言える判断をし、その資本を画像生成に集中投下したのか——Image 2.0の進化には素直に驚きました。
選択と集中。 これは経営の基本ですが、OpenAIもそれを実践したようです。
そして私が2024年1月1日から毎日続けている生成AIの実践の中で、一つ確信していることがあります。
「ツールをそのまま使うな。組み合わせろ。一工夫しろ。」
今回はその具体例をお見せします。
Contents
ChatGPTおすすめプロンプトを「そのまま」使った場合
ChatGPTには公式のおすすめプロンプトがあります。たとえばこれ。
絶滅危惧種の動物について、視覚情報の多いインフォグラフィックを作成してください。
まずオンラインで1種見つけ、その生息地、食性、独自の特徴を調べてください。
一般的なセクション分けではなく、注釈付きの視覚資料と説明の吹き出しを順番に並べて、情報を示してください。
大胆なグラフィックのイラストで、精緻で写真のようにリアルな動物を主役にして中央に配置し、周りに図解、吹き出し、簡潔な文字情報を取り入れてください。
背景をすっきりさせ、写実性と力強いグラフィック要素(図形、アイコン、色面)を組み合わせたレイヤー構成にしてください。豊富な情報量に、質感を加え、プロっぽく仕上げてください。
これで出てくる画像は確かに美しい。でも——全員が同じものを作れます。

私の一工夫|「動物」を「絶滅危惧種のサラリーマン」に変えた
やったことは単純です。
「絶滅危惧種の動物」を「絶滅危惧種の終身雇用・年功序列で働くサラリーマン」に変えただけ。
絶滅危惧種の終身雇用・年功序列で働くサラリーマンについて、視覚情報の多いインフォグラフィックを作成してください。
その生息地、食性、独自の特徴を調べてください。(以下同じ構成)
すると生成AIは真面目にこう返してきます。
- 生息地: 大企業の本社ビル、昭和の社風が残る中堅企業
- 食性: 安定収入、福利厚生を主食とし、上司の承認を好む
- 独自の特徴: 新卒で群れに入り、勤続年数で序列化、忠誠心が高く、変化に慎重
笑えますよね。でもこれ、「AIの使い方」の本質なんです。

なぜ「そのまま使う」ではダメなのか
2024年1月1日から毎日AIを触り続けて857日以上。見えてきた法則があります。
「一つのツールでできないことも、二つ以上の組み合わせでできる」
そしてもう一つ。
「おすすめプロンプトをそのまま使う人」と「一工夫する人」の間には、圧倒的な差が生まれる。
おすすめプロンプトは「テンプレート」です。
テンプレートのまま使えば、出てくるものもテンプレート。
そこに自分の視点、自分の文脈、自分の「問い」を一つ足す。
それだけで、AIはまったく違う世界を見せてくれる。
常識に囚われているのは、人間のほうだ
「インフォグラフィックは動物や製品紹介に使うもの」——そう思っていませんでしたか?
「サラリーマンを絶滅危惧種として図鑑風に描く」なんて発想、普通は出てきません。
でもAIは文句を言わずに作ってくれる。むしろ嬉々として作る。
常識に囚われているのは人間。そこから新しい世界を見せてくれるのが生成AI。
生成AIは「便利な道具」ではありません。あなたの思考の枠を壊すパートナーです。
まとめ|あなたへの問い
- おすすめプロンプトを「そのまま」コピペしていませんか?
- 一つのツールだけで完結させようとしていませんか?
- 「こんな使い方していいのかな」とブレーキを踏んでいませんか?
いいんです。むしろ、そこにこそ価値が生まれる。
生成AIが問いかけています。「あなたの常識、本当に必要ですか?」と。

