
天才でも、金持ちでもなかった。私が握っていた武器は、ただ一つ「狂気じみた泥臭さ」だった。
Contents
「AIで一瞬で稼げる」という幻想に、もう疲れていませんか
「AIを使えば、業務が一瞬でスマートになります」
「DXで、地方の中小企業も生まれ変われます」
SNSを開けば、煌びやかなスーツを着た「AIコンサルタント」たちが、今日も軽やかに語っています。
——本当に、そうでしょうか。
石川県・金沢市の経営者の皆さま。
あなたが直面している現場は、そんな綺麗なものではないはずです。
人手不足、エース社員の離職、後継者不在、紙とFAXが残る現場、ITに苦手意識を持つベテラン社員。
華やかな言葉では、1ミリも動かない現実が、そこにあるはずです。
少し試しに、検索窓にこう入れてみてください。
石川県 DX 講師
検索結果の1ページ目、その約70%が、私「石原愛信」の名前で埋まっています。
これは、私が天才だからではありません。
東京の大手代理店に大金を払ったからでもありません。
ただ一つ、「狂気じみた泥臭さ」の結果です。
今日は、その裏にある、誰にも話したことのない話をします。
絶望の「誰もいない会場」——プロジェクターの電源を一人で切る音
最初に正直に言います。
今でこそ「企業登壇70回以上」「石川労働局の視察実績あり」「職業訓練DX講座5期目」などと書いていますが、初期の私は、ただの惨めな失敗の連続でした。
ある日の、ある地方都市でのセミナー。
資料は完璧に作り込み、当日の動線も何度もシミュレーションし、満を持して現地入りしました。
参加者は、ほぼゼロでした。
椅子だけが整然と並ぶ会場。
受付の机に置かれた、誰の手にも渡らない名札。
「生成AIなんて、地方に需要あるんですか?」と、半笑いで言われた言葉。
セミナー後、誰もいない会場で、一人でプロジェクターの電源を切る——
あの「カチッ」という小さな音と、耳鳴りがするような静寂を、私は今でも覚えています。
正直、「もう辞めよう」と何度も思いました。
でも、今あなたの会社の中で、誰にも理解されずに、一人で改革を進めようとしている社員がいるのなら——その絶望は、私にもわかります。
派手な成功談を語るコンサルタントは、たくさんいます。
しかし、「誰もいない会場で電源を切った経験」を持つ伴走者は、そう多くないはずです。
カナダの「右クリック」と、孤独な毎日3記事の裏側
時間を、もう少し巻き戻します。
私はかつて、カナダ・バンクーバーにいました。
英語もろくに話せない中、現地で仕事を取るには、Web検索の上位に表示されるしかなかった。
でも、SEOを教えてくれる先生はいません。お金もない。
そこで私がやったのは、ただ一つ。
上位表示されているサイトを、片っ端から「右クリック→ソースを表示」で開き、なぜそのサイトが評価されているのかを、ひたすら手で書き写して真似ること。
検索エンジンに「正解」を聞きに行くのではなく、勝っている人の足跡を、自分の足で踏み直す——これが、私の原点です。
そして、2024年1月1日。
私は、もう一度同じことを始めました。
反応がゼロの日も。
誰からも「いいね」がつかない日も。
「こんなことして意味あるのか」と自問する日も。
家族が寝静まった深夜、一人でキーボードを叩き続けました。
私はこれを、「ぼっちブランディング」と呼んでいます。
誰にも褒められず、誰にも気づかれず、ただ点を打ち続ける作業。
——そして気づけば、その点の数は 2,547本 になっていました。
数字が証明する、地方の中小企業のための「弱者の戦い方」
ここまで読んでくださったあなたに、お伝えしたいことがあります。
ランチェスター戦略——いわゆる「弱者の戦い方」では、こう言われます。
弱者は、局地戦・接近戦・一点集中でしか、強者に勝てない。
東京の大手コンサルや、フォロワー数十万人のインフルエンサーと、真正面から戦っても勝ち目はありません。
だから私は、「石川県のDX」という、たった一つの局地に、全てを賭けました。
その結果、生まれた数字がこれです。
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 毎日投稿を続けた記事数 | 2,547本 |
| 現場に足を運んだ対面セミナー | 75回 |
| 泥臭く伴走した職業訓練の講義時間 | 500時間 |
これは、自慢ではありません。
これは、「他の誰にも持てない、生きた一次情報の証明」です。
「点」を打ち続けた者だけが、「線」となり、「面」を取れる。
これが、私が辿り着いた、地方の弱者の唯一の勝ち筋です。
そして、あなたの会社の話
ここで、少しだけ意地悪な質問をさせてください。
——あなたが今、DXや生成AIの導入を相談しようとしているそのコンサルタントは、
- 石川県の現場に、何時間立ちましたか?
- 反応ゼロでも続けた発信を、何本持っていますか?
私は、誰かを批判したいわけではありません。
東京の優秀なコンサルタントは、本当に優秀です。
ただ、「石川県の中小企業の現場」という、たった一つの局地戦においては、
2,547本の記事と、75回の対面と、500時間の伴走という——この圧倒的な接近戦の量に、勝てる人はそう多くないと、自負しています。
「教える先生」ではなく、「共に汗をかく軍師」を
最後に、一つだけ。
私がやっているのは、単なるツール研修ではありません。
「ChatGPTの使い方」を教えて終わり、ではありません。
私がやりたいのは、
- エース社員が「黙って辞めない」組織風土を作ること
- ベテランが「自分はもう不要だ」と思わない仕組みを作ること
- 社長が「自分が倒れたら終わり」から卒業すること
——AIは、その手段でしかありません。
もしあなたが、「綺麗な言葉で煙に巻くコンサル」ではなく、
「現場で一緒に泥をかぶる軍師」を探しているのなら、一度、お話しさせてください。
私は、教える先生ではなく、共に汗をかき、自走する組織を作る伴走者でありたいと思っています。
検索結果の70%は、ただの結果です。
本当に大事なのは、その先で、あなたの会社が「自走」を始める瞬間です。

