
「点」を打ち続けた者だけが、「面」を取れる。
今日も私の職業訓練DX講座に、見学の方が来てくださいました。
ありがたいことです。
その中のおひとりから、名刺をいただきました。
何気なく裏面を見たとき、ピンときました。
「点と線と面」
そう書かれていました。
「……またつながった」
思わず、そうつぶやいていました。
この言葉は、私が毎日やっていることそのものだからです。
Contents
私にとっての「点」は、毎日の投稿です
2024年1月1日から、1日も休まず、ブログ・Note・LinkedInに投稿を続けています。
今日までで、2,508本。
「そんなに書いて、意味あるんですか?」
正直、最初の半年は私も自分に問いかけていました。
誰にも読まれない日もありました。
反応がゼロの日も、何度もありました。
でも、やめなかった。
なぜか。
ランチェスター戦略の「弱者の戦略」を、愚直にやると決めたからです。
ランチェスター戦略をシンプルに言うと
ランチェスター戦略は、もともと戦争の法則から生まれた理論です。
ざっくり言えばこういうことです。
- 強者(大手)の戦い方: 広い範囲に、大きな兵力を投入する。テレビCM、全国展開、大量の営業マン。
- 弱者(中小・個人)の戦い方: 狭い領域に絞り込み、一点に兵力を集中する。誰よりも深く、誰よりも近く。
大手と同じ土俵で戦えば、負けます。当たり前です。
では、石川県で「DX・生成AIの実践支援」という狭い領域に絞り、毎日毎日、発信という「点」を打ち続けたら、どうなるか。
「点」が「線」になる瞬間
点だけでは、ただの記録です。
これを「線」にするのが、実際の現場です。
- 小規模ワークショップ:75回
- 職業訓練DX講義:500時間
ブログで書いたことを、翌週のワークショップで試す。講義で出た受講生の疑問を、その夜の投稿に書く。企業セミナーで経営者から聞いた「生々しい悩み」を、翌朝の記事に落とし込む。
先日、ある経営者にこう言われました。
「石原さん、石川でDXとか生成AIの講師っていったら、もう石原さんしか出てこんよ」
検索してみると、たしかにそうなっていました。
「石川県 DX講師」「石川県 生成AI セミナー」――検索すると、私の記事が並びます。
2,508本の点が、検索結果という「線」でつながった瞬間です。
そして「面」へ。でも、まだ網の状態
点が線になり、線が広がって「面」になりつつあります。
しかし正直に言えば、その面はまだ「網」の状態です。
隙間がある。
検索では見つけてもらえるようになりました。
でも、世の中の人は検索だけで講師や相談相手を探しているわけではありません。
「知り合いの紹介で」
「たまたまSNSで見かけて」
「商工会連合会で聞いて」
そういうルートから抜け落ちている部分が、まだあるはずです。
今週は、企業向けセミナーと介護事業所向けセミナーが控えています。
こうして現場に出続けること自体が、網の隙間を埋めていく作業でもあります。
なぜ、この戦い方を続けるのか
ランチェスター戦略の弱者の鉄則は3つです。
- 局地戦: 戦う場所を絞る(石川県・富山県のDX・生成AI)
- 接近戦: お客様との距離を詰める(現場に出て、泥臭くやる)
- 一点集中: 兵力を分散しない(毎日投稿という「点」を打ち続ける)
この3つを、2年4か月、1日も休まずやってきました。
そして気づいたことがあります。
毎日投稿を続けている人は、この地域には他にいない。
私が検索結果を見る限り、同じペースで発信し続けている同業者は見当たりません。
これは自慢ではありません。ランチェスター戦略の本質です。
弱者が勝つのは、強いからではない。「やり続ける」からです。
名刺の裏に書かれた言葉が教えてくれたこと
今日いただいた名刺の裏面に書かれていた「点と線と面」。
この方が、どういう想いでこの言葉を名刺に刻んだのかはわかりません。
でも、私にとっては「あなたの戦略は間違っていない」と言われたような気がしました。
2,508の点を打ち、75回のワークショップと500時間の講義で線をつなぎ、面にしていく。
まだ網の隙間はあります。でも、明日もまた1つ、点を打ちます。
点を打てるのは、今日だけです。昨日には戻れない。明日の点は、明日にならないと打てない。
だから今日も書く。今日も現場に出る。
それが、地方で戦う私の、たったひとつの勝ち筋です。

