
大事な話ほど、顔を上げて話しませんか?
夕方のローカルニュースを見ていると、いろんな会議の光景が映りますよね。
私はわりと変わった見方をしていまして、ニュースの内容そのものよりも、
「何人ぐらい集まってるかな」
「どんな資料を使ってるかな」
という、会議の形式のほうをつい観察してしまうんです。
職業病みたいなものかもしれません(笑)。
で、昨夜のこと。
教育関係の会議だったと思うのですが、校長先生方がずらっと集まっている場面が映りました。
皆さん、手元の印刷物を見つめながら、神妙な顔つきでメモを取っている。
ふと思ったんです。
「……誰も、顔を上げていないな」と。
もちろんテレビのニュースは一部分の切り取りですから、実際には活発な議論が交わされていたのかもしれません。
もしそうなら本当に申し訳ないのですが、あの映像を見た瞬間に感じた「違和感」は、たぶん私だけのものではないと思うんです。
Contents
紙の資料が静かに奪っている「3つのもの」
誤解のないように言っておくと、紙が悪いという話ではありません。
ただ、大事な話し合いの場で紙が「主役」になってしまうと、気づかないうちに失われるものがあるんじゃないか、と思うんです。
① 視線 ── コミュニケーションの質
手元の紙を見ていると、どうしても下を向きます。
下を向くと、発言している人の表情が見えない。
声のトーンだけでは伝わらない「熱量」や「想い」が、届きにくくなる。
たとえるなら、大事な話をしているのに、相手がずっとスマホを見ている状態に近いかもしれません。
会議は「情報を受け取る場」であると同時に、「意見を交わす場」のはず。
でも全員が紙を見つめていたら、そこに対話は生まれにくいですよね。
② 時間 ── 探す・めくる・戻るロス
「あ、その件、何ページだっけ……」
分厚い資料をパラパラめくるあの時間。
会議室にいる全員が同時にそれをやっていたら、けっこうな時間が消えていきます。
もしその資料がデジタルだったら?検索すれば一発です。
この「めくる時間」は小さいようで、積み重なると会議全体のテンポを確実に鈍らせます。
③ 記録 ── 会議室を出たら「死蔵」される紙
会議中に一生懸命メモした紙、あとで見返していますか?
正直に言えば、ほとんどの人が机の引き出しか、カバンの底にしまったまま。
共有もできないし、検索もできない。
せっかくの議論が、会議室を出た瞬間に「なかったこと」になりかねない。
それはとてもったいないことだと思うんです。
ちょっと気になること ── GIGAスクールとの矛盾
ここでひとつ、どうしても気になることがあります。
石川県や金沢市は、子どもたち一人ひとりにタブレット端末を配る「GIGAスクール構想」に多くの予算を投じてきましたよね。
子どもたちはタブレットで学んでいる。
でも、その子どもたちを導く立場の校長先生方が、会議で紙の資料を見つめている。
これ、子どもたちの目にはどう映るでしょうか。
「先生たちは"デジタルを使おう"って言ってるけど、自分たちは紙じゃん」
……そう思われても、仕方がないかもしれません。
批判したいわけではないんです。
ただ、指揮官が実践していないことを、現場に求めるのは難しいということは、どんな組織でも同じだと思うんです。
私がセミナーで紙を配らない理由
偉そうなことを書きましたが、じゃあ自分はどうしているのか。
私はセミナーや講義で、印刷物を一切使っていません。
使っているのは「Gamma(ガンマ)」というツールです。
「ガンマって何?」と思いますよね。
ざっくり言うと、AIが資料作りを手伝ってくれるプレゼンツールです。
きれいなスライドを、驚くほど短い時間で作ることができます。
でも私がGammaを使う一番の理由は、見た目のきれいさではありません。
作った資料のURLを共有するだけで、全員が自分のパソコンやスマホで見られること。
これが最大のメリットなんです。
たとえるなら、今までの紙の資料が「その場限りの使い捨てチラシ」だとしたら、
GammaのURLは「いつでも最新版が見られる掲示板」のようなもの。
Gammaで「会議の景色」が変わる3つの理由
① 顔が上がる
手元のスマホやPCで資料を確認しつつも、画面をスクロールするだけなので、顔を上げやすい。
紙をめくるよりもずっと自然に、発言者の方を見ることができます。
② いつでも最新の情報が見られる
紙の資料は、一度印刷したら修正できません。でもGammaなら、後から内容を修正してもURLはそのまま。
参加者が見に行けば、常に最新の情報が表示されます。
③ 講義が終わっても見返せる
URLさえ覚えていれば(ブックマークしておけば)、いつでもどこでも復習できます。
紙のように「あれ、どこにしまったっけ?」がない。
DXの本質は「顔を上げる」こと
最後にひとつだけ、お伝えしたいことがあります。
「DX」って聞くと、なんだか難しそうに感じますよね。
「デジタル化しなきゃ」「システムを入れなきゃ」と、身構えてしまう方も多いと思います。
でも私が考えるDXの本質は、もっとシンプルなことです。
デジタルの力を借りて、「人が人と向き合う時間」を取り戻すこと。
紙をなくすことが目的ではありません。
下を向いてメモを取る時間を減らして、顔を上げて、「これからの教育をどうしていくか」を語り合う。
その時間を増やすことが、本当の意味での「教育DX」ではないでしょうか。
まずは会議から「顔を上げる」練習を始めませんか
学校の先生方、教育委員会の皆さん。
まずは次の会議で、ひとつだけ試してみてください。
紙の資料を、URLの共有に変えてみる。
たったそれだけで、会議の「景色」が変わるはずです。
そしてその景色の変化は、きっと教室にも伝わっていきます。
ツールの使い方は、私がいくらでもお教えします。
どうぞお気軽にご相談ください。
