
一人で立つから、震える。震えるから、届く。
皆さん、こんばんは。
今、年の瀬のテレビを横目で見ながら、この文章を書いています。
画面には、昭和の歌姫が映っていました。
何十年も前の映像なのに、なぜこんなに惹きつけられるんだろう。
ふと、そんなことを考えていたんです。
Contents
一番シンプルで、一番大事なこと
答えは、拍子抜けするほど単純でした。
一人で歌っている。
たったそれだけのことです。
でも、これが一番大事なことなんじゃないかって思うんです。
バックバンドがいても、ダンサーがいても、最終的にマイクを握って声を届けるのは、たった一人。
逃げ場なんてどこにもない。
言い訳もできない。
その覚悟が、画面越しにも伝わってくる。
だから、私たちは目が離せないんじゃないでしょうか。
講師としての自分と重なる風景
なぜ私の心が揺さぶられるのか
正直に言います。
私がここまで心を揺さぶられる理由は、自分自身の仕事と重なるからです。
私も講師として、一人で複数名の受講者と向き合っています。
もちろん、昭和のスターとは比べものになりません。
でも、「一人で立つ」という構造だけは、同じなんです。
あなたも「一人のステージ」に立っていませんか
皆さんの中にも、同じような方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。
経営者として、最終決断を一人で下す方。
フリーランスとして、すべての責任を一人で背負う方。
営業として、お客様の前に一人で立つ方。
私たちは、それぞれの場所で「一人のステージ」に立っている。
一人で立つことへの「恐怖」と「違和感」
複数人でやることへの違和感
ここで、少し正直な話をさせてください。
私は「一人でできることを、わざわざ複数人でやる」ことに、どこか違和感を覚えることがあります。
もちろん、チームの力が必要な場面はたくさんあります。
でも、責任の所在があいまいになったり、誰かに寄りかかれる状況を作ったり。
そういうことって、本当に必要なんだろうか、と。
恐怖があるのは当たり前
一人で背負えば、恐怖心がある。不安もある。
それは当たり前のことです。
でも、その恐怖から逃げるために人数を増やすのは、なんだか違う気がするんです。
恐怖を乗り越えた先にある「報酬」
お金じゃない、もっと大きなもの
じゃあ、なぜ私たちは怖くても一人で立つのか。
答えは、乗り越えたときの報酬が、とてつもなく大きいからです。
お金の話じゃありません。
受講者の目の色が変わった瞬間。
「やってみます」という言葉を聞けた瞬間。
自分の言葉が、誰かの背中を押せたかもしれないと感じる瞬間。
一人で向き合った人だけが手にできるもの
その時に胸の奥から湧き上がってくるもの。
あれは、一人で恐怖と向き合った人間にしか、手に入らないものだと思うんです。
だから私は、これからも一人でステージに立ちます。
怖くても、不安でも。
同じステージに立つ、あなたへ
この文章を読んでくださっている方の中にも、きっといらっしゃると思います。
それぞれの場所で、一人で何かを背負っている方が。
私には、あなたの具体的な状況はわかりません。
でも、一つだけ確かなことがあります。
一人で立っているあなたは、逃げていない。
それだけで、もう十分すごいことなんです。
来年も、お互い自分のステージで会いましょう。
良いお年をお迎えください。

