
「あの会社、AIダメなんだって」—— その噂、もう広まってます。
皆さん、こんにちは。石原です。
最近、職業訓練やセミナーの現場で、ちらほらと耳にするようになった話があります。
それは、「転職先で、生成AIが使えなかった」 という悲劇です。
せっかく訓練で生成AIの使い方を学んで、「これで仕事の効率が上がる!」と希望を持って転職した方が、入社後に「うちは生成AI禁止です」と告げられる——。
想像してみてください。
九九を覚えたばかりの子どもに、「うちの学校では電卓も九九も使っちゃダメ」と言うようなものです。
せっかく身につけた「武器」を、入社初日に取り上げられてしまうわけです。
これ、本当に悲劇ですよね。
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私が受講生に伝えている「逆質問」のススメ
だからこそ私は、職業訓練の受講生には必ずこう伝えています。
面接で、必ず『御社では生成AIを使いますか?』と聞いてください
これ、逆質問としてすごく有効なんです。
相手企業の姿勢が一発でわかりますし、「この人、AIちゃんと勉強してきたんだな」という印象も与えられます。
何より、入社後のミスマッチを防げる。
求職者側は、もう「武装」を始めているんです。
でも、問題は企業側なんです
ここからが本題です。
生成AIを使えるようになった人材が増えてきた今、企業側がちゃんと「AI禁止です」と明示しないことのリスク、考えたことありますか?
「うちは禁止」なら禁止で、それは経営判断として尊重します。
セキュリティの都合もあるでしょうし、業界の事情もあるでしょう。
でも、それなら求人票や面接の段階で、ちゃんと伝えるべきなんです。
「AIを使える人材」を採用しておきながら、入社後に「使っちゃダメ」と告げるのは、ある意味「騙し討ち」みたいなものです。
相手からすれば、完全な背信行為ですよね。
「隠す」ことで生まれる、最大のリスク
ここで、経営者の方にひとつ問いたい。
その「悲劇」、隠し通せると思いますか?
答えは「No」です。
だって、今の時代、情報は広まるんです。
「あの会社、生成AI禁止なんだって」
「せっかく訓練受けたのに、入ってから使えないって言われたらしいよ」
そんな話は、転職口コミサイトにも、SNSにも、商工会の懇親会の席でも、すぐに広まります。
それこそが、「風評リスク」という時限爆弾なんです。
「旧体制」というレッテルは、取り返しがつかない
怖いのは、この風評です。
「あの会社は、AIを使える人材の墓場だ」
「あそこは旧体制だから、成長できない」
そんなレッテルが一度貼られてしまうと、もう優秀な人材は来てくれなくなります。
企業価値が暴落するんです。
逆に、「うちはAI研修もやってます」「社員の学びを応援してます」と明示している企業には、人が集まります。
福利厚生として「AI活用研修」を打ち出すだけでも、全然違うんです。
今こそ、社内で「どうするか」を真剣に考える時
私が言いたいのは、「AIを絶対に使え」ということではありません。
ただ、「どうするのか」を決めて、ちゃんと明示してほしいんです。
- 使うなら、どう使うか。研修は?ルールは?
- 禁止なら、なぜ禁止なのか。代わりに何を提供するのか?
それを決めずに、曖昧なまま採用活動を続けるのは、もう通用しない時代になってきています。
求職者は、もう「質問」してきますから。
最後に
石川県内でも、生成AIを学ぶ人はどんどん増えています。
その人たちが、「使える環境」を求めて動き始めているんです。
企業側も、そろそろ本気で向き合う時期に来ています。
「隠す」のではなく、「決める」「伝える」「実行する」
それが、これからの企業に求められる姿勢だと、私は思っています。

