
後継者不足に悩む前に、まずは「業務の見える化」から始めませんか?
皆さんこんにちは。
最初にお伝えしておきたいことがあります。
私は事業承継の専門家でも、税理士でも、M&Aの仲介業者でもありません。
ただ、約2年近く毎日生成AIを活用し続けている立場として、
「事業承継で悩んでいる経営者さんにとって、生成AIは必ず役立つはず」という実感があります。
今日はそんな視点から、少しお話させてください。
Contents
石川県の事業承継、実はかなり深刻です
まず現状を整理してみましょう。
帝国データバンクの調査によると、2024年の石川県内の後継者不在率は56.0%。
全国平均の52.1%よりも高く、半数以上の企業が「後継者が決まっていない」状態です。
さらに、2024年の休廃業・解散件数は580件で、前年度から10.3%も増加しています。
ここで簡単なフェルミ推定をしてみます。
石川県内の中小企業・小規模事業者は約3万社と仮定すると、後継者不在率56%から計算すると、約1万7,000社が「後継者問題」を抱えていることになります。
この数字、決して小さくありません。
地域経済を支える企業が、黒字であっても廃業を選択せざるを得ない現実があるのです。
お困りごとトップ3と生成AI活用
では、事業承継で実際に困っていることは何でしょうか?
法律や税金、M&Aといった話の前に、もっと日常的で本質的な課題があるはずです。
私が考える「お困りごとトップ3」はこちらです。
第1位|ベテラン社長の「暗黙知」をどう残すか
「長年の経験で培った勘」「お客様との信頼関係」「取引先との独自のやり取り」…
こうした目に見えない知識やノウハウを、どうやって次の世代に引き継ぐのか。
これが最大の課題です。
生成AIの活用法:
生成AIに「日々の判断の理由」を話しかけて記録していく方法があります。
たとえば、「今日、A社との交渉でこういう判断をした理由は…」と音声で吹き込み、AIに整理してもらう。これを続けることで、暗黙知が「言語化」され、後継者が読める形になります。
第2位|業務マニュアルが存在しない
中小企業の多くは、業務マニュアルがありません。「見て覚えろ」「やって覚えろ」という職人的な文化で成り立ってきました。
しかし、それでは承継のハードルが高すぎます。
生成AIの活用法:
業務の流れを箇条書きでメモして、生成AIに「これをもとにマニュアルを作成して」と依頼する。
たとえ不完全でも、AIが叩き台を作ってくれます。
それを社員と一緒に修正していけば、わずか数週間で基本的なマニュアルが完成します。
まるで九九を覚えるように、誰でも使える形にできるのです。
第3位|属人化した業務の整理ができない
「この仕事は〇〇さんしかできない」という状態が、事業承継の大きな壁になります。
後継者が引き継ごうにも、どこから手をつければいいか分からないのです。
生成AIの活用法:
各社員の業務を一覧化し、生成AIに「属人化している業務を洗い出して」と分析させます。
そして「この業務を標準化するにはどうすればいいか」と具体策を提案してもらう。
AIは感情抜きで、客観的に業務の棚卸しをサポートしてくれます。
専門家に相談する前に、やれることがある
もちろん、事業承継には法律や税務の専門知識が必要な場面もあります。
石川県事業承継・引継ぎ支援センターや、ISICO、商工会といった公的支援機関も頼もしい味方です。
でも、専門家に相談する前に、社内の「業務の見える化」ができていると、その後の相談がぐっとスムーズになります。
生成AIは、その第一歩を驚くほど簡単にしてくれる道具です。
決して万能ではありませんが、「始めるハードルを下げてくれる」という点で、本当に心強い存在だと感じています。
最後に
繰り返しますが、私は事業承継の専門家ではありません。
ただ、毎日生成AIを使い続けている中で、「これは絶対に事業承継の現場で使える」と確信しています。
石川県の経営者の皆さん、後継者問題で悩む前に、まずは生成AIで「業務の棚卸し」から始めてみませんか?

