
パソコンがぎこちなくても大丈夫。あなたの「これまでの経験」こそが、最強の武器になる。
こんにちは。
今日は、私が石川県金沢市の職業訓練で毎日向き合っている、ある「気づき」についてお話ししたいと思います。
今季の受講生の平均年齢は、なんと55歳を超えています。
若者とシニア、それぞれの「得意」と「苦手」
これまで、いろんな年代の方々と一緒に学んできました。
そこで気づいたのは、どの年代にも、得意なことと苦手なことがあるということです。
若い人たちは、パソコンやスマホの操作が本当に早い。
新しいツールもすぐに使いこなします。
でも、「業務をもっと楽にする」という視点では、まだピンときていない様子です。
それもそのはず、社会人経験が浅いので、「どこに無駄があるか」「どこが大変か」がまだ見えていないんですね。
一方で、年代が高い方々は、パソコン操作がぎこちない。
マウスの動きも遠慮がちで、「これで合ってますか?」と何度も確認されます。
でもね、こういう方々には、これまでの人生で積み重ねてきた「業務経験」という宝物があるんです。
「あのとき、こうすれば良かった」
「この作業、いつも時間がかかって困ってた」
そんな"実感"を、たくさん持っているんです。
シニアこそ、DXで輝ける理由
私は最近、こう感じています。
シニアの方々のほうが、DXの知識や生成AIのスキルという"武器"を手にしたら、社会で光り輝く可能性が高いんじゃないかって。
なぜなら、「何をどう効率化すべきか」を、肌で知っているからです。
たとえて言うなら、若者は「新しい道具の使い方」を覚えるのが得意。
でもシニアは、「どこにその道具を使えば一番役立つか」を知っている。
まるで、ベテランの料理人が新しい調理器具を手に入れたようなものです。
使い方を覚えるまでは時間がかかるけど、一度覚えたら、若手にはマネできない料理を作れるようになる。
それと同じです。
まだ始まったばかり。でも、楽しみなんです
今はまだ、講義が始まったばかりです。
受講生の皆さんが、これからどう成長していくのか。
「生成AI」という新しい武器を手に、どんなふうに輝いていくのか。
私はそれを、毎日ワクワクしながら見守っています。
私の向き合い方
私は、受講生の方々に「できない」とは言わせません。
「まだ、できていないだけ」です。
年齢なんて関係ない。学び続ける姿勢があれば、誰だって新しいスキルは身につけられる。
そう信じて、一人ひとりと向き合っています。
もしあなたが、「もう年だから」「パソコン苦手だから」と諦めかけているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
あなたの経験は、決して無駄じゃない。
むしろ、それこそが最大の強みなんです。

