
大規模セミナーは「種まき」。私たちがやるべきは、その種を「芽吹かせる」実践です。
これは、昨夜の金沢市でのワークショップと、今日の石川県主催の大規模セミナーを通じて感じた、私の正直な想いです。
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100名の熱気と、5人の手触り
今日、石川県主催で大規模な生成AIセミナーが開催されたそうです。
参加者は100名近く。
正直に言います。感謝しかありません。
なぜなら、これだけの会場を設営し、莫大な予算をかけて告知してくれる。
生成AIって何? という超初心者から、なんとなく話だけ聞いてみたいという人まで、幅広く集めてくれるからです。
これは、私のような小さな活動をしている人間には、絶対にできないこと。
県や商工会、ISICOといった公的機関だからこそできる、「種まき」の役割です。
でも、だからこそ思うんです。
セミナーで聞くだけだと、1週間後にはすべて忘れてしまう。
それって、本当にもったいないですよね。
そして、そこからが私たちの出番なんです。
昨夜、5人の"本気"と向き合った夜
昨夜、私は金沢市で手を動かしながらNotebookLMのワークショップを開催しました。
参加者は、わずか5人。
100人のセミナーと比べたら、小さいかもしれません。
でも、この5人は違いました。
「明日から、自分の会社で使いたい」という本気の眼差し。
「これ、うちの介護記録に使えますか?」
「不動産の物件情報、これで整理できそう」
最近、私のワークショップで特に多いのが、介護業界と不動産業界の方々です。
彼らは、人手不足という切実な課題を抱えている。
だからこそ、「話を聞く」だけでは満足しない。
「自分の手で触って、明日から使える"何か"を持ち帰りたい」
そう思って、参加してくれるんです。
2回目の方も2名いました。
大規模セミナーと少人数ワークショップ、どちらも必要
誤解しないでください。
私は、大規模なセミナーを否定しているわけではありません。
むしろ、両方が必要だと思っています。
県や公的機関が行う大規模セミナーは、「生成AIって、こんなにすごいんだ」という気づきを与えてくれる。
将来のビジョンを描かせてくれる。
でも、その後に必要なのは、具体的な"最初の一歩"です。
- 自分の業務で、どこから始めればいいのか
- どのツールを、どう使えばいいのか
- 失敗したら、どう修正すればいいのか
こういった「実践の伴走」は、少人数だからこそできること。
だから、私はこう思うんです。
公的機関が「種をまき」、私たちのような実践者が「芽を育てる」。
この役割分担こそが、石川県全体のITリテラシーを底上げする、最良の形なんじゃないかと。
生成AIツール、NotebookLMは、もう"必須"です
はっきり言います。
NotebookLMは必須です。
このツールは、中小企業や個人事業主にとって、本当にゲームチェンジャーになります。
難しい操作は不要。
自社の資料やマニュアルを読み込ませるだけで、まるで社内に「AIアシスタント」が生まれたような感覚。
昨夜のワークショップでも、参加者の皆さんが「これ、明日から使います!」と目を輝かせていました。
また近々、富山や金沢で開催しますので、ぜひご参加ください。
あなたの"次の一手"は、もう決まっていますか?
もし、あなたが今日のような大規模セミナーに参加して、
「いい話だった。でも、明日から何をすればいいんだろう…」
そう思っているなら。
それは、決してあなたのせいじゃありません。
それは、「理論」と「実践」の間に、まだ橋がかかっていないだけ。
私たちのような実践者が、その橋をかけるお手伝いをします。
石川県全体のITリテラシーが向上すれば、地方からでも世界とつながり、自分らしく働ける未来が、もっと近づくはずです。
次は、あなたの番です。


