
皆さんこんにちは。今日は生成AIのアイデアだしの工夫です。
(協力:USA-Exhibition.com様)
Contents
和菓子店に革命を?「普段聞きなれないキーワード」のマジック
大好評のUSA-Exhibition.comさんとのコラボ記事第四弾をお届けします!
今回は、わたしのセミナーでいつもお伝えしている生成AIアイデア出しの極意についてお話ししましょう。
例えば、
あなたは金沢市で100年続く和菓子店を経営しています。
売上が下がってきました。最近、近くにカナダ人が越してきてバイトをすることになりました。
彼女も含めてアイデアを出してください
そんなとき、多くの人は「和菓子 販売促進」「スイーツ マーケティング」といった当たり前のキーワードで生成AIに問いかけます。
でも、本当にブレイクスルーが生まれるのは、通常では考えられないキーワードを意図的に混ぜたときなんです。
石川県のカレー激戦区で見つけた「ハラル」という発見
石川県はカレー激戦区として有名ですが、最近ハラル処理したカレー店を見つけました。
これこそが「普段聞きなれないキーワード」の威力を物語っています。
ハラルとは、イスラム教の教えに基づいて許可された食べ物や行為のこと。
豚肉やアルコールを使わず、特定の方法で処理された食材のみを使用します。
でも、なぜカレー店がハラル対応を?
答えは多様性への対応でした。留学生や外国人観光客の増加により、従来の「日本人向け」だけでは見落としていた新しい顧客層が存在していたのです。
ユダヤ教のKOSHER(コーシャー)が教えてくれること
USA-Exhibition.comのKusanoさんが紹介してくださったユダヤ教の食事の教え「KOSHER(コーシャー)」も同様です。
豚肉や甲殻類を避け、肉と乳製品を分けるなど、厳格な食事規定があります。
一見、日本のビジネスには関係なさそう?
でも、アメリカではコーシャー認証の食品市場は年間数兆円規模。
しかも購入者の80%以上は非ユダヤ人なんです。
「より安全で品質の高い食品」として選ばれているのです。
生成AIアイデア出しの新常識:「意外なキーワード」投入法
普段聞きなれないキーワードを1つ加えるだけで、生成AIのアイデアは劇的に変わる
なぜ「意外なキーワード」が効果的なのか?
- 固定観念を破る:業界の常識から脱却できる
- 新しい視点を獲得:異文化・異業界の知見を活用
- 競合との差別化:誰も思いつかないアプローチが生まれる
実践的な「意外キーワード」の見つけ方
文化・宗教系キーワード
- ハラル、コーシャー、ビーガン
- 禅、茶道、サステナブル
異業界キーワード
- 宇宙開発、考古学、深海探査
- eスポーツ、VTuber、メタバース
地域・時代キーワード
- 北欧デザイン、アフリカンアート
- 縄文時代、昭和レトロ、未来都市
和菓子店×カナダ人×「意外キーワード」の化学反応
先ほどの和菓子店の例に「コーシャー」を加えてみましょう:
「金沢の100年続く和菓子店、売上低迷、カナダ人バイト、コーシャー対応でアイデア出しして」
すると生成AIは:
- 国際認証取得による高付加価値化
- 外国人観光客向けの特別商品開発
- 宗教的配慮を示すグローバルブランド戦略
といった、従来思いつかなかったアイデアを提案してくれます。
あなたも今すぐ試せる「ひと工夫」
次回、生成AIでアイデア出しをするときは:
- 基本のプロンプトを作る
- 全く関係なさそうなキーワードを1つ選ぶ
- 「○○の視点で」「○○を参考に」を追加
- 出てきたアイデアから使えそうなエッセンスを抽出
重要なのは、そのキーワードそのものを採用することではなく、新しい思考の切り口を得ることです。
常識を疑い、新しい気づきを求める姿勢こそが、生成AI時代の最強スキルなのです。
いかがでしたか?明日からのアイデア出しが変わりそうな予感がしませんか?
ぜひ「意外なキーワード」を試してみて、その結果をコメントで教えてくださいね。
この記事を書いた人
石原 愛信(いしはら あきのぶ)
石川県DX専門家 / 中小企業支援コーディネーター
石川県内の中小企業・小規模事業者様向けに、生成AIやITツールを活用した業務効率化の伴走支援を行っています。これまでに商工会などで60回以上のセミナー・研修に登壇。
▼公式サイト・実績・SNS一覧はこちら
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