
「デザインは専門家に任せるもの」その常識、もう古いかもしれません
中小企業の経営者の皆さん、こんな経験はありませんか?
チラシ一枚作るのに外注費5万円、修正のたびに追加料金、そして完成まで2週間待ち。
「デザインって、こんなに時間とお金がかかるものなの?」
と疑問に思ったこと、きっとあるはずです。
実は、その常識を覆すツールがあります。それがCanvaです。
でも今日お話ししたいのは、単なる使い方ではありません。
経営者として、なぜCanvaを知っておくべきなのか。その本質的な価値についてです。
Contents
この記事を読む価値:時間とお金を取り戻す経営判断ができるようになる
この記事を読み終える頃には、デザイン業務に対する見方が180度変わっているでしょう。
そして明日から、社内のデザイン業務について的確な指示が出せるようになります。
経営者こそ、まず自分で触ってみるべき理由
1. 「見えない作業」が「見える作業」になる
これまでデザイン業務は完全にブラックボックスでした。
外注先が何をしているのかわからず、ただ完成を待つだけ。
社内スタッフに任せても、どのくらい時間がかかるのか想像できませんでした。
でも経営者自身がCanvaを触ってみると、驚くことがあります。「え、これだけで完成?」そう、思っている以上に簡単なんです。
チラシなら30分、SNS投稿用の画像なら10分で作れてしまいます。
2. 適正な作業時間を把握できる
職業訓練でCanvaを教えていて感じるのは、DX講座に参加される方々の飲み込みの早さです。
ITスキルが高い方はもちろん、普通のビジネスパーソンでもあっという間に使いこなせるようになります。
つまり、社内の誰かにCanva業務を任せる際、
「この作業は1時間もあれば十分」
「こんなに時間をかける必要はない」
といった適切な判断ができるようになるのです。
3. 内製化の可能性を正確に判断できる
月に10万円の外注費を払っているなら、年間120万円です。
この金額で、社内スタッフのCanvaスキル向上にどれだけ投資できるでしょうか?
でも、経営者が実際の作業難易度を知らなければ、内製化の判断はできません。
「思ったより簡単だった」
「これなら確実に内製化できる」
そんな確信を持てるのは、自分で触ってみた人だけです。
時短の罠に気をつけろ
ここで重要な注意点があります。Canvaは確かに楽しいツールです。
テンプレートをいじっているうちに、気がつくと2時間経っていた、なんてことがよくあります。
人員が限られた中小企業では、これは大きな問題です。
「サクッと作って次の業務へ」これが理想ですが、現実はそう甘くありません。
だからこそ経営者が実際の作業時間を把握し、「この作業は1時間以内で」といった具体的な指示を出せることが重要なのです。
一般的なツール講師との違い
多くのツール講師は「どうやって使うか」を教えます。
でも本当に大切なのは
「いつ使うか」
「どのくらい時間をかけるか」
「内製化すべきか外注すべきか」
といった経営判断です。
Canvaの本質的価値は、デザイン業務の「見える化」にあります。
これまで見えなかった作業プロセスが見えるようになることで、適切な経営判断ができるようになるのです。
今すぐ行動してください
明日の朝、パソコンを開いてCanvaにアクセスしてみてください。
無料で始められます。チラシのテンプレートを一つ選んで、自社の情報に書き換えてみるだけです。30分もあれば十分です。
その30分が、あなたの会社のデザイン業務に対する見方を変え、年間数十万円のコスト削減につながるかもしれません。
まとめ
中小企業の経営者にとって、Canvaは単なるデザインツールではありません。
デザイン業務の適正化、内製化の判断材料、そして社内リソースの最適化を実現する経営ツールなのです。
百聞は一見にしかず。まずは触ってみることから始めましょう。
この記事を書いた人
石原 愛信(いしはら あきのぶ)
石川県DX専門家 / 中小企業支援コーディネーター
石川県内の中小企業・小規模事業者様向けに、生成AIやITツールを活用した業務効率化の伴走支援を行っています。
これまでに商工会などで60回以上のセミナー・研修に登壇 。
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