【コラボ記事】石川の製品は、なぜアメリカで売れない?―元ウェブ担当が聞く、「本気のローカライズ」の重要性

(協力:USA-Exhibition.com様)

皆さんこんにちは。

石川県金沢市で、中小企業のDX・AI活用を支援している石原です。

今日は、私がアメリカにいた頃にウェブサイト作成でお世話になり、今も第一線で日米の架け橋として活躍されているUSA-Exhibition.com様と、最近数年ぶりにコンタクトを取る機会がありました。

石川県の素晴らしい製品やサービスを、どうすれば世界に届けられるのか。

そのヒントが、彼らとの対話の中にありました。

今回は、その対談から見えてきた、「本気のローカライズ」の重要性についてお話しします。

「正しい翻訳」だけでは、人の心は動かない

私がまだ若く、ウェブサイト制作者として彼らの仕事を手伝っていた頃、社長から教わった言葉が今でも心に残っています。

「石原さん、ただ日本語を英語に翻訳するだけでは、アメリカ人の心は絶対に動かないよ」と。

例えば、商品のパッケージデザイン一つとっても、日本で好まれる「繊細で、奥ゆかしいデザイン」は、無数の商品が並ぶアメリカの棚では埋もれてしまいます。

色使い、キャッチコピー、そして商品の使い方そのものまで、現地の文化や価値観に合わせて「再定義」すること。

それこそが、彼らが教えてくれた「本気のローカライズ」の本質でした。

生成AIが可能にする「ローカライズの第一歩」

とはいえ、中小企業がいきなり完璧なローカライズを目指すのは困難です。

そこで、私が今、職業訓練校などの講義で教えているのが、

生成AIを活用した「ローカライズの第一歩(たたき台作り)」です。

例えば、金沢の伝統的な和菓子をアメリカで販売したいと考えたとします。

まず、生成AIに「アメリカのZ世代に響く、この和菓子の新しいネーミング案を50個考えて」と指示します。

次に、「そのネーミングに合わせた、Instagram用のキャッチコピーを20パターン作って」と続けます。

さらに、「カリフォルニアのオーガニックストアに置かれることを想定した、パッケージデザインのアイデアを5つ、画像生成AIで作成して」と指示を出す。

このプロセスを、わずか1時間ほどのワークショップで行うことができます。

これは、海外進出の最初の「壁」である、アイデア出しのハードルを劇的に下げてくれる、強力な武器になります。

「たたき台」の先にある、プロフェッショナルの世界

しかし、生成AIが生み出したアイデアは、あくまで「たたき台」にすぎません。

その数十個のアイデアの中から、どれが本当に現地のバイヤーや消費者の心に刺さるのかを見極め、実際に商品を展示会の棚に並べ、交渉し、契約を勝ち取る。

そこから先は、長年の経験とネットワークを持つプロフェッショナルの領域です。

そのための最高のパートナーが、何を隠そうUSA-Exhibition.com様なのです。

彼らは、日本の企業がアメリカで成功するための、あらゆるノウハウと実践的なサポートを提供しています。

まとめ

石川県の素晴らしい宝物を、本気で世界に届けたいと願うなら、まずは生成AIという翼を使って、可能性の「たたき台」を作ってみる。

そして、その翼を大きな成功へと導いてくれる、信頼できる水先案内人と共に、大海原へ飛び出す。

そんな、ワクワクするような挑戦を、私は応援したいと思っています。

アメリカ市場への挑戦に、本気でご興味のある方は、ぜひ一度、USA-Exhibition.com様にご相談されてみてください。

この記事を書いた人

石原 愛信(いしはら あきのぶ)

石川県DX専門家 / 中小企業支援コーディネーター

石川県内の中小企業・小規模事業者様向けに、生成AIやITツールを活用した業務効率化の伴走支援を行っています。

これまでに商工会などで60回以上のセミナー・研修に登壇 。

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