
皆さんこんにちは!
今日は、多くの中小企業が頭を悩ませる「デジタル化」について、少しだけ視点を変えたお話をさせてください。
「よし、うちもDXを進めるぞ!」と意気込んだものの、「一体、どこから手をつければ…?」と立ち止まってしまうこと、ありませんか?
そんな時、私はあえてこう提案しています。
「デジタル化したい部分を探すのを、一旦やめてみませんか?」
その代わりに、まずあなたの会社で「直接紙に書いたり、紙でやり取りしていること」を探してみてください。
そっちのほうが、きっと早く見つかるはずです。
Contents
「そもそも、それって必要?」常識を疑う面白さ
IT化、デジタル化といっても、結局のところ、データとしてコンピューターに入っていなければ分析も活用もできません。
その最初のステップを「デジタイゼーション」と言います。
例えば、紙の書類をスキャナーで読み取って文字をデータ化する「OCR」という技術があります。
これもデジタイゼーションの一つです。
でも、ここで少し立ち止まって考えてみてください。
「そもそも、その書類が紙でなければ、OCRなんて必要なくない?」
この「そもそも…」と本質を考えるクセが、デジタル化を成功させる上でめちゃくちゃ大事なんです。
私たちは、知らず知らずのうちに「紙でやるのが当たり前」という常識に縛られています。
その「当たり前」を疑うところから、本当のDXは始まります。
なぜ私たちは「紙」から抜け出せないのか?
「今までずっとこのやり方で問題なかったし…」
「ウチみたいな小さな会社には、まだ早いよ」
私が住む金沢でも、こうした声を本当に多く耳にします。気持ちはすごく分かります。
紙には、パッと見て全体を把握しやすい一覧性や、手軽に書き込める便利さもあります。
しかし、その「便利さ」の裏に隠れた「見えないコスト」に、私たちは気づいているでしょうか?
- 必要な書類を探し回る時間
- 上司のハンコをもらうために席で待つ時間
- 会議のたびに人数分の資料を印刷する紙代とインク代
- 増え続ける書類を保管しておくキャビネットと、その場所代
これら全て、あなたの会社の大切な時間とお金をじわじわと蝕んでいるコストです。
一つ一つは小さくても、積み重なれば莫大な損失になります。
その「当たり前」が、実は会社の成長の足かせになっているとしたら…?
そう考えると、少しドキッとしませんか。
「紙探しゲーム」から始める、はじめの一歩
DXを「難しいもの」と構える必要はありません。
まずは社内で「紙探しゲーム」を始めてみましょう。
- 毎日書いている日報
- お客様に提出する見積書や請求書
- 現場で使う作業手順書や図面
- 給与計算のためのタイムカード
これらを一つでもデジタルに置き換えたら、どんな未来が待っているか想像してみてください。
例えば、タイムカードをスマホアプリにすれば、集計作業は一瞬で終わります。
日報を現場からスマホで送信できれば、わざわざ会社に戻る必要がなくなり、社員はもっと早く家に帰れます。
空いた時間で新しいスキルを学んだり、家族と過ごしたり…
働き方が変われば、社員の満足度も、会社の生産性も、きっと変わるはずです。
生成AIがもたらす「革命」
そして今、私たちの手には「生成AI」という、とんでもない武器があります。
これは単なる業務効率化ツールではありません。
仕事の「そもそも」を根底から覆す、革命的な力を持っています。
例えば、会議の議事録。
今までは誰かが必死にメモを取り、時間をかけて清書していました。
生成AIを使えば、会議の音声をそのまま文字起こしし、要約まで自動で作成してくれます。
「議事録を作る」という作業そのものが、なくなる未来がもうすぐそこまで来ているのです。
金沢市でも、すでに行政サービスに生成AIの導入が始まっています。
さあ、あなたの会社の「紙」を探しに行こう!
デジタル化は、東京の大企業だけの話ではありません。
この石川県で、あなたの会社で、今すぐにでも始められる、未来への投資です。
難しく考えず、まずは一枚の紙からでいいんです。
「この紙、なくせないかな?」
その小さな疑問と行動が、見えないコストを削減し、社員の貴重な時間を生み出し、会社の未来を大きく変える最初の一歩となります。
私自身も、石川県金沢市というこの場所から、皆さんのその一歩を全力で応援しています。
もし「何から始めたらいいか分からない」と思ったら、いつでも気軽に声をかけてください。
さあ、一緒に常識を疑い、新しい時代の扉を開きましょう!
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この記事を書いた人
石原 愛信(いしはら あきのぶ)
石川県DX専門家 / 中小企業支援コーディネーター
石川県内の中小企業・小規模事業者様向けに、生成AIやITツールを活用した業務効率化の伴走支援を行っています。 これまでに商工会などで60回以上のセミナー・研修に登壇 。
▼公式サイト・実績・SNS一覧はこちら
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