
皆さんこんばんは。
講師として活動していると、時に鋭い質問や批判、時には明らかな攻撃を受けることがあります。
私も講師として何度かそのような場面に遭遇してきました。
最初は動揺し、自信を失うこともありましたが、経験を重ねるうちに
「素晴らしいですね」
という言葉の力を発見し、批判者との関係性を変える技術を身につけました。
今日はその心理と実践法についてお伝えします。
批判者の心理を理解する
批判者には様々な心理が働いています:
- 自分の知識や経験を認めてほしい欲求
- 場の主導権を握りたいという支配欲
- 自己肯定感の低さからくる他者への攻撃性
- 過去のトラウマや不満の投影
これらを理解することで、攻撃を個人的なものと捉えず、冷静に対応できるようになります。
「素晴らしいですね」の心理的効果
批判者に「素晴らしいですね」と返すことの効果:
- 予想外の肯定に批判者の心理的な風向きが変わる
- 対立構造から協力関係への転換が生まれる
- 批判者の自己肯定感が満たされ攻撃性が低下する
- 場の雰囲気が和らぎ、他の参加者も安心感を得られる
実践テクニック
- 即時の肯定と感謝: 「鋭い指摘をありがとうございます」「素晴らしい視点ですね」
- 部分的同意: 完全に同意できなくても、一部分に同意して橋渡しする
- 質問への転換: 「その点についてもっと詳しく教えていただけますか?」
- 集合知への誘導: 「皆さんで考えていきましょう」と場全体に広げる
自己成長への活かし方
- 批判は盲点を教えてくれる貴重な情報源
- 批判への対応力が講師としての総合力を高める
- 批判者との対話から生まれる新たな気づき
- 不完全であることを受け入れる謙虚さの重要性
まとめ
講師として完璧を目指すのではなく、常に学び続ける姿勢を持つことが大切です。
批判者は実は最高の教師であり、「素晴らしいですね」という言葉は、対立を協力に変える魔法の言葉です。
批判を恐れず、むしろ歓迎する心の余裕が、講師としての真の強さを育みます。
ITに関する相談を受ける際もIT自体様々なツールや事象があります。
すべてを100%理解できている方はいないでしょう。
できるだけ様々な課題に対応できるようにスキルアップに努めたいですが、相談者がご自身で解決できる方法をお伝えすることも大事だと考えています。
次回のセミナーで批判に遭遇したとき、ぜひ「素晴らしいですね」と返してみてください。
その後の展開が劇的に変わるかもしれません。