こんにちは!
最近、資格やスキルの「陳腐化」について考えることが多くなりました。
というのも、私の周りでも「資格を取ったのに全く役に立たない」という声をよく耳にするようになったからです。
今日は、よく言われる「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という言葉から、スキルの陳腐化と生涯学習について、私なりの考えを共有したいと思います。
Contents
スキルが陳腐化するのは、実は当たり前のこと
「せっかく取得した資格が全く役に立たない」
こんな経験、ありませんか?
実は、これは当然の結果なのです。
なぜなら、私たちは急速に変化する社会(VUCA:変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の高い世界)に生きているからです。
例えば、10年前に習得したExcelのスキル。当時は最先端だったかもしれません。
でも今では、AIやNoCodeツールの台頭により、その価値は大きく変化しています。
なぜ日本人は「学び続けること」が苦手なのか?
興味深いことに、日本人には特徴的な傾向があります。
- 一つの資格やスキルを取得すると、それで「安心してしまう」
- 独学や自主的な学習を避ける傾向がある
- 組織や学校に依存した学習スタイルが染みついている
これは、長年の日本の教育システムや企業文化が影響している可能性があります。
「学校を卒業したら学びは終わり」という固定観念が、知らず知らずのうちに私たちの中に根付いているのかもしれません。
陳腐化するスキルとどう向き合うべきか?
ここで重要なのが「魚の釣り方を学ぶ」という考え方です。
単に魚(スキル)を与えられても、それはいずれ尽きてしまいます。
しかし、釣り方(学び方)を身につければ、必要な時に必要なスキルを獲得できるようになります。
具体的なアプローチとして:
- メタ学習力の強化
- 自分に合った学習方法を見つける
- 情報収集の効率的な方法を確立する
- スキルの組み合わせ思考
- 既存のスキルを新しい分野に応用する
- 複数のスキルを掛け合わせて新しい価値を生む
- リカレント教育の活用
- 定期的なスキルの棚卸しと更新
- 社会のニーズに合わせた学び直し
新しい時代の「学び」のあり方
「人は死ぬまで学び続ける生き物である」
これは、単なる格言ではありません。現代社会を生き抜くための必須条件なのです。
重要なのは、スキルの陳腐化を恐れることではなく、それを前提とした学びの姿勢を持つことです。
陳腐化したスキルは、新しい学びのための踏み台として活用できます。
おわりに
スキルの陳腐化は、決してネガティブなものではありません。
それは、私たちに新しい学びの機会を与えてくれるサインとも言えます。
大切なのは、「魚の釣り方」、つまり「学び方を学ぶ」ことです。
そして、その学びを継続的に実践していくことで、どんな環境変化にも適応できる力を育てていくことができるのです。
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