皆さま、こんにちは。
普段、生成AIに関するセミナーや講義をさせていただいています。
最近、「生成AIばかり使うと頭が悪くなるのでは?」という指摘をよく受けるのですが、そもそも現在の教育が「暗記中心」である点に、大きな疑問を感じています。
Contents
ある日の気づき:剥落学力という現象
セミナーでの質問をきっかけに、「剥落学力」という言葉に出会いました。
これは、試験のために暗記した知識が、時間とともにはがれ落ちていく現象を指します。
「テスト終わったら全部忘れた!」─思い当たる方も多いのではないでしょうか?
なぜ今、剥落学力に注目するのか
生成AIとの関わりの中で、ふと気づいたことがあります。
AIを使うと頭が悪くなる、という指摘。
でも、そもそも暗記中心の学習って、本当の意味での「学び」と言えるのでしょうか?
私の経験から感じること:
・暗記した情報は、使わないとすぐに忘れてしまう
・なぜそうなのか、理解していない知識は長続きしない
・実社会では、暗記より「考える力」が重要
教育現場の現実と可能性
面白いことに、今の教師たちも剥落学力に基づいた教育を受けてきた世代です。
つまり、教える側も「暗記中心」の学びしか知らないかもしれません。
ここで一つの提案があります:
教員不足が問題になっている今こそ、教育の在り方を見直すチャンスではないでしょうか?
例えば、社会人経験が10年以上ある人に教員の道を開くのはどうでしょう。
実社会での経験は、教科書の知識以上に説得力があるはずです。
これからの教育に必要なこと
私の考え
- 知識の暗記より、考える力の育成を 生成AIの時代、単なる暗記は機械に任せられます。むしろ、その知識をどう活用するかが重要になってきます。
- 実践的な経験の重視 社会人経験者を教育現場に積極的に取り入れることで、理論と実践のバランスが取れた教育が可能になるのではないでしょうか。
- 勇気ある一歩を 教育改革は簡単ではありません。しかし、誰かが最初の一歩を踏み出さなければ、何も変わりません。
おわりに:新しい教育の形を求めて
生成AI時代の到来で、私たちは教育の本質を考え直す機会を得ました。
暗記中心の学びから、真の理解と創造性を育む教育へ。
その転換期に立っているのではないでしょうか。
セミナーのご依頼・生成AI・ITツール活用のご相談はこちらから
自宅で学べるオンライン講座
生成AIやITツールを活用し、地方企業や個人のデジタル変革とビジネスチャンス創出を支援するオンラインスクール