皆様、こんばんは。
DX人材育成講座の講師をしていて、最近特に感じることがあります。
それは、DX人材の育成が待ったなしの課題だということです。
実は、昨年の調査によると、日本企業の約75%がDX人材不足を感じているにもかかわらず、具体的な育成計画を持つ企業はわずか30%に留まっています。
「うちの会社にはDX人材が必要だ」と社長に直接伝えても、なかなか響かないのが現状です。
そこで今日は、経営者の方々の心に響く「両面提示」という説得術をご紹介します。
Contents
両面提示で経営者の心をつかむ
信頼関係を築く両面提示の効果と実践方法
両面提示とは、物事の良い面も悪い面も正直に伝える手法です。
実際の数字を交えてご説明しましょう。
ある製造業では、DX人材育成に年間500万円の投資と2年の期間を要しましたが、その結果、業務効率が40%向上し、3年目には投資額の2.5倍のコスト削減を実現しました。
一方で、育成期間中は一時的に生産性が15%低下するリスクも確認されています。
このように具体的な数字を示しながら、メリット・デメリットを包み隠さず伝えることで、経営者の信頼を得やすくなります。
実践!両面提示を使ったDX人材育成の提案方法
経営者の心を動かす、具体的な提案ステップ
実践的な提案方法をご紹介します。
まず、現状の業務における非効率な部分を数値化します。
例えば、手作業による データ入力に月間80時間費やしている現状を示し、DX化により40時間まで削減できる可能性を提示します。
次に、社内人材育成にかかる初期費用と時間を明確に伝えます。
その上で、2年後には外部委託コストを年間約600万円削減できる見込みなど、具体的な効果を示します。
さらに、競合他社の成功事例と失敗事例の両方を共有することで、より説得力のある提案となります。
まとめ
両面提示を使った説得術は、DX人材育成に限らず、様々な場面で活用できます。
実際、この手法を導入した企業の90%が、円滑なコミュニケーションによる意思決定の迅速化を実現しています。
まずは小さな提案から始めてみてはいかがでしょうか。
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