こんにちは、皆さん。
今日は、優秀な個人が必ずしも優れた管理職になるとは限らない理由について考えてみましょう。
会社でとても良いパフォーマンスをしていた社員を管理職に引き上げました。
しかし、、、管理職として思った成果が出せていません。
様々な要因があるとは思うのですが、わたしはこのように推測します。
Contents
個人のパフォーマンスと管理職スキルの違い
優秀な個人のパフォーマンスと、管理職に必要なスキルは大きく異なります。
個人のパフォーマンスは、専門知識や技術的なスキルに大きく依存しますが、管理職には、リーダーシップや組織マネジメントなど、異なるスキルセットが求められます。
スポーツ界の例: 選手と監督の役割の違い
スポーツ界を見てみるとわかりやすいです。
優れた選手が、必ずしも優れた監督になるとは限りません。
選手として活躍するためのスキルと、チームを率いるために必要なスキルは大きく異なるのです。
気づいている人は多々いるのですが、、、
偉大な選手は何もしなくても偉大な監督になる
と思考停止している事が多いです。
イタリアのサッカーの名将 アリゴサッキの例
アリゴ・サッキ監督について、選手経験がほとんどないにも関わらず名監督と呼ばれる理由を箇条書きで説明します。
- 戦術の革新性:
- ゾーンディフェンスを徹底し、チーム全体でボールを奪う戦術を確立
- オフサイドトラップを効果的に使用し、相手の攻撃を封じる
- 高い位置からのプレッシングを採用し、相手にプレッシャーをかける
- 勉強法:
- サッカーの戦術書や理論書を徹底的に読み込む
- 他の監督の試合を分析し、戦術の特徴を学ぶ
- 選手の特性を理解し、それぞれの長所を生かす戦術を考案する
- 選手とのコミュニケーションを重視し、戦術の理解を深める
- 人間関係の構築:
- 選手との信頼関係を築き、チームの団結力を高める
- 明確なビジョンを持ち、選手にそのビジョンを伝える
- 選手のモチベーションを高め、ベストパフォーマンスを引き出す
- 革新的な練習方法:
- 実戦を想定した練習メニューを取り入れる
- 個人の技術だけでなく、チームとしての連携を重視した練習を行う
- 選手の体力向上にも注力し、ハードな練習を課す
- 成功事例:
- ACミランを率いて、イタリアリーグとヨーロッパチャンピオンズカップで優勝
- イタリア代表監督として、1994年ワールドカップで準優勝
アリゴ・サッキ監督は、選手経験が少ないにも関わらず、独自の戦術と勉強法、そして選手との信頼関係を築くことで、サッカー界に大きな影響を与えました。
彼の革新的なアプローチは、現代のサッカーにも受け継がれています。
組織内でのライセンス制度や教育・研修の重要性
優秀な個人を管理職に育成するには、組織内でのライセンス制度や教育・研修が重要です。
これらを通じて、管理職に必要なスキルを身につけ、リーダーシップを発揮できるようになります。
サッカー界では当たり前のようにこのライセンス制度が整えられています。
優秀な個人を管理職に育成するための組織文化
組織文化も、優秀な個人を管理職に育成する上で重要な役割を果たします。
個人の能力だけでなく、管理職スキルの育成を重視し、適切な教育・研修の機会を提供する組織文化が必要です。
管理職に必要なスキルを身につけるための具体的な方法
管理職に必要なスキルを身につけるには、以下のような具体的な方法があります:
- リーダーシップ研修への参加
- メンターシッププログラムへの参加
- 組織内での実践的な経験の積み重ね
- 自己啓発と継続的な学習
優秀な個人が管理職になることを当然視する風潮は危険です。
選手と監督は全く別物
選手とコメンテーターの資質も別物
引退後そのまま、コメンテーターになるケースが多く見られますが、競技する事と伝える事は全く別物です。
監督と選手と同じです。
サッカーに関して言うと、元選手の解説より、競技経験はないものの、長年記事を書いたり、分析したり、海外の事例を追ってきた人の解説の方がためになります。
元選手の方が見栄えがいいのは理解できますが、、、
コメンテーターに関しても、ライセンスや講習会は行ったほうがいいと思います。
自分の競技人生だけを元にした解説では、観る人のスキルも競技団体の成長も望めません。
意外と観る人はその人の功績には興味はなく、もっと突き詰めた最近の戦術やトレーニング、世界の動向などが知りたいのです。
まとめ
プレイヤーと監督は役割が違う
当たり前の事を思い出しました。
私は生成AI を使う人ではあるのですが、教える立場でもある事ももっと意識しようと思います。
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