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寄付文化の新たな波、クラウドファンディング
2024年1月1日に発生した能登地震をきっかけに、クラウドファンディングやふるさと納税を通じて支援しようという動きが盛り上がっています。
被災地へ直接足を運ぶことはできなくても、私たちにはできることがある。そんな希望を持つ人々が集まり、支援の輪が広がっています。
クラウドファンディングのREADYFOR (レディーフォー)とは
- 社会貢献プロジェクトのサポート: READYFORは、社会貢献活動やチャレンジを行いたい個人、団体が資金を募ることができるプラットフォームです。復興支援や環境保護、教育、文化活動など、多岐にわたるプロジェクトが支援を受けています。
- 多様なプロジェクト: アート、科学、社会問題解決、イベントの開催など、幅広い分野のプロジェクトが立ち上がっています。個人の小さなアイデアから、大きな社会問題に取り組むプロジェクトまで、多種多様です。
- 寄付型と購入型の二つの方式: READYFORは、寄付型クラウドファンディングと購入型クラウドファンディングの両方を提供しており、プロジェクトによって適した方法を選択できます。寄付型は支援者がプロジェクトに資金を提供し、購入型はプロジェクトから何らかのリターンを受け取る形式です。
- リターンやお礼: プロジェクトを支援すると、プロジェクトオーナーから感謝の意を込めたリターンやお礼が提供されることがあります。これは、資金提供者への感謝の印として、プロジェクト固有のアイテムやサービスが用意されることが多いです。
- プロジェクトの透明性: READYFORでは、プロジェクトの進行状況や達成状況を公開し、支援者に対して透明性を保っています。これにより、支援者は自分の投じた資金がどのように使われているかを知ることができます。
- コミュニティの構築: プロジェクトを通じて、同じ価値観を持つ人々が集まり、新たなコミュニティが生まれることもあります。READYFORは、こうしたコミュニティ形成の場としても機能しています。
クラウドファンディングのCAMPFIRE(キャンプファイヤー)とは
- 幅広いジャンルのプロジェクトサポート: CAMPFIREでは、アート、音楽、映画、書籍出版、イベント、ガジェット開発、社会問題解決など、多岐にわたるジャンルのプロジェクトが支援を受けています。
- 購入型クラウドファンディング: プロジェクトに資金を提供する代わりに、リターンや商品を受け取ることができる購入型のクラウドファンディングを主に提供しています。これにより、支援者はプロジェクトの成功に貢献すると同時に、具体的な報酬を得ることができます。
- スターターとサポーターのコミュニケーション: CAMPFIREは、プロジェクトの立ち上げ者(スターター)と支援者(サポーター)が直接コミュニケーションを取り合える機能を提供しており、プロジェクトへの理解を深めたり、フィードバックを交換したりすることが可能です。
- リターンの多様性: 提供されるリターンは、オリジナルグッズ、体験型イベントの参加権、製品の先行予約など、プロジェクトに応じて多岐にわたります。これにより、サポーターは自分の興味や支援の形に合わせたリターンを選択できます。
- プロジェクトの進捗共有: CAMPFIREでは、プロジェクトの立ち上げから終了まで、進捗状況やアップデートを定期的に共有することが求められます。これにより、サポーターはプロジェクトの最新情報を追いかけることができます。
- 誰でも簡単にプロジェクトを開始: CAMPFIREのプラットフォームは使いやすく設計されており、特別な知識がなくても誰でもプロジェクトを立ち上げることが可能です。サポートチームも充実しており、プロジェクト成功のためのアドバイスを提供しています。
アメリカにおける寄付文化
アメリカでは、寄付は日常生活の一部として根付いています。学校、病院、公共施設など、多くの場所が寄付によって支えられています。
この寄付文化が広がった背景には、コミュニティへの貢献や税制上のメリット、そして何よりも他者を助けたいという強い意志があります。
アメリカ人の平均的な年間寄付額に関しては、様々な研究や推定値があります。Nonprofit and Voluntary Sector Quarterlyに掲載された研究によると、平均的な家庭の年間寄付額は$1,167に近いと推定されています。
推定値にはばらつきがありますが、アメリカ人の家庭が年間で$1,000を超える寄付を行っている可能性が高いことが示されており、アメリカ人の間で顕著な寄付の文化があることがわかります。
日本でも広がる寄付の輪
「お金は天下の回りもの」という言葉があるように、私たちの周りで起こる様々な出来事は、互いに支え合うことで乗り越えていくことができます。
震災などの大災害時には特に、寄付の重要性がクローズアップされますが、日常生活においても、寄付の心を忘れずにいたいものです。
少額でも寄付する事ができれば、どのように使われるのかも気になってきます。
いつもは気になってなかった事が心のどこかに引っかかってきます。
それだけでも何かが起こる第一歩になります。