DX化、これはもはや避けては通れない道のようです。
しかしながら、セミナーに参加されるの企業は従業員数30名までが多いですし、
私自身、小規模な会社で様々な部門掛け持ちして仕事をしてきました。
正直なところ、大規模なシステム導入は現実的ではないのかもしれないなと思っています。
大規模ではなくてもいい、、
でも、ちょこっとずつでも、効率化は進めたい。
そんな時、出会ったのがZapier です。
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Zapierとは?
Zapierは、さまざまなITツールを簡単に連携させることができるサービスです。
例えば、エクセルとGmailの連携や、ブログ投稿とSNSの自動連携など、小さな改善から大きな効率化へと繋げてくれます。
しかも、アメリカ発のこのサービスは、多くの既存システムとの統合が可能です。
- 設立年: 2011年
- 創業者: ブライアン・ヘルムィグ、マイク・クーノフ、ウェイド・フォスター
- 本社所在地: アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
- 事業内容: ウェブアプリケーション間の自動化を実現するオンラインサービスの提供
- 特徴: 3,000以上のアプリケーションとの連携が可能で、ユーザーがコーディングすることなく自動ワークフローを作成できる
- 目指すビジョン: 仕事の自動化によって、人々がより創造的な業務に集中できる環境を提供する
- 利用者: 中小企業から大企業まで幅広いユーザーベースを持つ
- 運営方針: リモートワークを積極的に採用し、全世界に従業員を持つグローバル企業
Zapierでできること
Zapierを利用することで、例えば以下のような自動化が可能になります。
- Googleフォーム → Microsoft Excel: Googleフォームの回答を自動的にExcelスプレッドシートに追加。
- Gmail → Trello: Gmailで特定のキーワードを含むメールを受信したら、Trelloのボードに新しいカードを作成。
- Slack → Googleカレンダー: Slackで特定のコマンドを使ってイベントを送信すると、Googleカレンダーに新しいイベントが追加される。
- Shopify → QuickBooks: Shopifyで新しい注文があった場合、QuickBooksに売上記録を自動作成。
- Twitter → Googleドライブ: 特定のハッシュタグを含むツイートを自動的にGoogleドライブのスプレッドシートに記録。
- WordPress → Facebookページ: WordPressで新しいブログ記事を公開したら、Facebookページに自動的にリンクを投稿。
- Instagram → Dropbox: 新しいInstagramの写真を自動的にDropboxに保存。
- Salesforce → Mailchimp: Salesforceで新しいリードが作成されたら、その情報をMailchimpのリストに追加。
- YouTube → Slack: 新しいYouTube動画がアップロードされたら、Slackの特定チャンネルに自動通知。
- Evernote → Googleドライブ: Evernoteに新しいノートが作成されたら、その内容をGoogleドライブのドキュメントとして保存。
これらはほんの一例です。
Zapierは数千ものアプリと連携可能で、自分だけの独自の処理の流れを作成できます。
Zapierの価格
Zapierの魅力は、その手軽さだけではありません。
無料プランもあり、小規模な利用から始めることができます。
もちろん、より多くの機能や連携が必要になった場合は、有料プランへの移行も簡単です。
小規模から始められる、業務効率化
多額の費用をかけてシステムを導入するよりも、Zapierのようなサービスを活用することで、手軽に業務の効率化を図ることができます。
これは特に、財源に限りがある小規模な企業にとっては大きな利点です。
DXそもそも論
5年間だけですが、私はアメリカで仕事をした事があります。
帰国後も海外の働き方は気になっている方です。
ふと感じた事なんですが、
世界で「DX」って、声高に叫んでいる国はあるのでしょうか?
様々なITツールや新しい仕事のやり方や概念をその都度、海外では採り入れ改善している気がします。
Amazon の自動倉庫なども、一夜にして今の状態になったわけではなく、
小さな工夫の積み重ねで、今の状態になったんだろうと想像できます。
日本国内で
「DX化は絶対進めましょう!」
と言えば言うほど、
これまで何十年も、何もやってこなかった事を海外に宣伝している気がしてしまいます。
何もやってこなかった上に、いきなり始めようとするので、大きく軌道修正しないといけなくなります。
失敗の危険性も大きくなります。
逆に小さく、その都度始めていれば、失敗のリスクも小さいし軌道修正しやすい。
このような、
「小さく、少しずつの工夫を続けられる人」
が社会には必要だと感じます。
まとめ
DX化は、大きな一歩を踏み出す前に、まずは小さな一歩から始めてみることが大切です。
Zapierのような自動化ツールを活用することで、業務効率化の第一歩を踏み出し、徐々にシステムを拡張していくことが可能です。
今はまだ馴染みの薄いサービスかもしれませんが、その可能性を探求することから始めてみてはいかがでしょうか。
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