皆さん、こんにちは!今日は私のアメリカでの経験についてお話ししたいと思います。
早いもので、ロサンゼルスから金沢に帰国してから10年が経ちました。
日系スーパーのオンラインショップで店長を務めていた私は、E-2 VISAを取得して5年間アメリカに滞在していました。
渡米前は金沢で古着の着物やゲーム、装飾金属の買取り・再販に従事していました。
その仕事でもGoogle 広告始めたり、SEO 意識したHP作成したりしていました。
アメリカと言えばITの国。
オンラインショップ運営にも自信を持って渡米しましたが、最初の1、2年は思うように売上が伸びませんでした。
疑心暗鬼で電話オーダーを始める
IT先進国アメリカで、今更電話注文?
最初はかなり躊躇していました。
でも、実際に電話オーダーを開始してみると、売上は確実に伸びていきました。
特に注目すべきは、1件あたりの注文金額の上昇でした。
電話をかけてくるお客様の多くは60代以上の女性で、ロサンゼルスから遠く離れた地域にお住まいの方々でした。
日本語に飢えていて、電話での会話を楽しんでいるようでした。
最初は電話を早く切って次に行くスタイルでしたが、次第に30分以上話すことも珍しくなくなりました。
「石原さん出して」ご指名をいただくようになりました。
時には、連絡が途絶えたお客様に自ら電話をかけることもありました。
ある時は、5時間も車を運転してロサンゼルスから直接お客様に会いに行ったこともあります。
心をつなぐ電話オーダー
そういった努力を続ける中で、
「あなたが私にとって良いと思うものを送ってくれればいい」
というありがたい言葉をいただくこともありました。
オンラインショップ運営で、こうした経験をすることができたのは、本当に良かったと心から思います。
まとめ
このような経験を積んで、現在は中小企業向けにIT化や生成AIの導入サポートを行っています。
Zoomでのミーティングも可能な時代ですが、私の信条は「その場所に行って話をすること」です。
IT 化しないといけない部分は実際あります。
でも、アナログとの組合せで行ける部分もあると思います。
そのあたりの提案ができるのが強みかなと思います。
人と人との繋がり、心の通うコミュニケーションが何よりも大切だと、この経験が教えてくれました。